29
勉強のしすぎでストレスがやばいので更新途切れる前まで書いていたものを投下。変なとこあってもご容赦くだされ
みんな聞いてくれ。
お前の他にはステラ位しか迷宮の中に今いないだろって?いやそういうことじゃ無くてな、心の叫びを誰でもいいから聞いてくれ。
俺たちは罠探知スキルやキチガイな威力の魔法によってすいすい迷宮を突き進んでいって、昨日30階層までたどり着いた。そして、休憩スポット見つけて休んでまた今日探索を再開したわけだ。そして、とうとう魔武器を見つけた。効果は大したことないものだったが、初めて見つけたものだからうれしかったわけよ。
そこで問題が起きた。迷宮の中で見つけたものはその発見者に所有権があるというのが一般的な考え方である。だが、魔武器を手に入れて喜びながら階下に進んでいき、39階層に来た時だった。
「すみません!あなた迷宮で魔武器を見つけたりしませんでしたか??」
突然後ろから女の人が声をかけてきたのだ。もちろん普通であれば無視するか華麗に流していくところだが、魔武器を手に入れたことで気をよくしていた俺はいってしまったのだ。
「ええ、さきほど見つけましたよ!」
「お願いします!それを譲ってください!!」
ん?迷宮の中に女の人一人でいたのかって?違う違う。護衛っぽい人たち大量に引き連れて。最初はお願いされていたのだが、折角見つけたアイテムだ。くれって言われてあげるのも癪だった。でもまあこんなに頼み込んでくるってことはそれなりに理由があるんだろう、仕方ないから理由を聞いて納得できたらあげてもいいかな、なんて思い始めたころにさ、いきなり護衛っぽい人たちが切れ始めて、難癖付け始めたのよ。
「いいから早くその武器を渡せ!こっちは急いでいるんだ!」
「いやいやいやいやいや。訳わからないだろ、俺が苦労して見つけたものを何で知りもしないあんたらに渡さなければならないんだよ」
などと、口論してそれでも交渉に対して是としないでいると襲い掛かってきたのだ。
さすがに人を好き好んで切り殺したくはないからその階層から下の階層に逃げ込んだのだが、追っかけてくるのだ。大集団全員で。
「マジ勘弁してくれ!むさいおっさんたちに追われても何も楽しくないんだよ!」
女の人もいるだろって?だから違うんだってば!男女比!男女比を考えて!追いかけてきている人たちの男女比1:20よ?女:男=1:20!何もうれしくない!
「黙れ!我々はおっさんではない!」
とか叫びながら追いかけてくるし、あげくの果てには、俺たちのことを盗人とか言い始めるしさ、マジわけわからん。もうさ、人殺しはよくないとか言ってないでぶっ飛ばしちゃおうかなって思った時だ、来てしまったのだ。なんかボスっぽい奴が。俺たちが現在いる階層の40階層はこの迷宮で一番死者が出ているらしい。だから、30から40階層の間でよく魔武器とかが見つかるんだって。というか、この階層に下りて来てから魔物と全くあっていなかったことにもっと警戒しておくべきだった。
ボスっぽい魔物の外見説明すると、一言で言ってでっかい鬼。鑑定したところハイオーガとでた。ハイトロールをさらに凶暴にした感じだ。頭には鋭い角が生え、余計な脂肪はなく、全身筋肉の鎧といった風貌だ。見ただけで分かる、あいつめっちゃ強い。多分勢いで俺たちを追いかけてきた連中にもその強さが感じられたのだろう。放心するものや、叫び声をあげて逃げ出すやつもいた。
「グアアアアアアアア」
魔物が咆哮を上げて、戦闘が開始された。すぐに剣を構えた俺とステラだったが、敵は俺たちではなくて集団で固まっていた護衛軍団ズの方に突撃していった。振り上げた拳が護衛と思しき男を捉え、敢え無く男の命の灯をかき消した。敵の虐殺は続き、どんどん護衛の男たちの数が減っていく。もちろん男たちも反撃を加えているのだが、逃げ腰になっているやつの攻撃なんて芯にまで響いていないようだ。20人いた護衛の数も俺が放心していた恐らく1分ほどで半分くらいまで激減していた。
「兄さん!このままじゃ!」
「あ、ああ!さすがに見過ごすわけにはいかねえか!」
そういって、俺は魔物に向けて全力の威圧を放った。敵がこちらを振り向き、グアアアアアアと叫び、俺に突進してきた。闘牛士よろしく必殺の威力を孕んでいるであろう突進を躱し、ステラと一緒に攻撃を開始する。この段階で俺は風と水魔法に関してはある程度の制御が可能になってきていたので、まずは風魔法のあの蛇を輪切りにした風刃で敵の足を攻撃した。結果はざくっと切れたくらい。足の切断まではいかなかった。勢いよく血が噴き出したと思えば、すぐに傷がふさがり始めた。こいつは恐らく驚異的な回復力を兼ね備えた個体なのだろう。回復力を上回る攻撃力で一撃のもとに屠るか、回復する暇を与えぬほどの速度で連撃を叩き込むかする必要があると見た。魔法の練度も低い俺は使い慣れた戦闘方法が一番だろ、そう思って作戦変更した。
「ステラ!久々にあれやるぞ!ステラは背後から左膝を狙え、俺は正面から行く!」
「了解!」
そういうと、俺たちは二手に分かれ、それぞれタイミングを伺った。敵が攻撃してきたのを俺が回避し、攻撃後の隙を狙って俺とステラが敵の膝に強襲をかける。
「ステラは全力でやれ!俺が合わせる!」
「はい!」
そういって、俺たちは拳に魔力を集める。俺はステラの集めている魔力を目で見てどの程度か判断し、同量の魔力を拳に集中させる。Lv5のおかげか何度も練習したことによる物かわからないが、今では相手の魔力を感じとる力もついている。そして、膝を軸に、前後から魔拳を撃ちこんだ。タイミングはどんぴしゃ、威力も申し分ない。魔力の爆発に合わせ、敵の膝から大量の血が噴き出した。そして、体を支えていた足に力が入らなくなったことでバランスを崩し倒れこむ敵。俺はひそかにこの攻撃の方法にサンドウィッチアタックと名付けている。だけど、ステラにそれいったらすっごい嫌そうな顔されたからたぶん俺にネーミングセンスは存在していないのだろう。ぐぬぬ。
「ステラ魔刃で首行け!」
そして俺は再び拳に魔力を集め、倒れた敵の腹に向けて拳を連続で撃ちこんだ。撃ちこんだ回数は3回。右拳、左拳、それぞれに魔力を溜めておいてそれぞれを撃ちこむだけなら簡単だけど、連射になると一気に難易度が上がる。魔力を打ち出した後、次の攻撃を行い終わるまでにまた最初の方の拳に魔力を溜めなければならないからだ。高速で魔力を扱わなければならないのでかなり疲れる。Lv5の俺でも連射は5発が限界だ。しかも運が良くてというものだ。Lv4のステラだが連射ができない。俺ももっと練習すれば回数は増やせるだろう、頑張らねば。
これは加速の技法でも応用ができて、右、左、右と魔力を瞬間的に集めて爆発させることで、より細やかな動きを高速でできるようになったのだ。一回の爆発だと直線的な加速しかできないからだ。ちなみにこっちはステラも少しはできるようになってきた。一歩の跳躍している時間が長い場合のみ連続ができているので、やはり消費してから再充填までの時間が関係しているのだろう。
魔拳を撃ちこまれた敵が体を痙攣させながら動けなくなっているところに、ステラの魔刃が振り落された。ちなみに魔刃とは、剣に魔力を纏わせて切り付けることだ。魔槍だと魔力が貫通していき爆発するとか魔拳ならインパクトの瞬間に魔力が弾けて衝撃を生むとか効果が違うんだけど、魔刃だと切れ味が異常に上がることが判明した。もちろんただ切れ味が良くても振り下ろす速さとか剣の重さとかいろいろ影響するんだけど、その辺は重量操作でちょちょいとね。
ステラは重量操作使えないだろうって?能力付与で武器本体にそのスキルを付与することで持ち主が魔力通せば使えるように設計しました。これ発見した時感動したもんだよ。
さて話がずれたが、ステラの魔刃が敵の首を切り分け、戦闘が終了した。
「ステラ、核魔石の取り出し頼んでいいか?その後の剥ぎ取りは俺がやるからさ。その間にちょっと話しつけてくるよ」
「わかりました。何かあったら呼んでくださいね?加勢しに行きますので」
「おっけい」
そういって、怪我で呻いている集団に回復魔法をかけてやった。死んでいるものを生き返らせるなんておとぎ話レベルの魔法は存在していないが生きているものなら、治してやる自信がある。それだけLv5はすごいのだ。さて、いきなり怪我が治ったことを喜びつつ、疑問に思っている彼らに俺は声をかけた。
「さて、無謀にも俺たちを追いかけてきた結果が今の現状なんだけど、これでもまだ俺たちが見つけた魔武器がほしいわけ?」
「はい!それさえあれば!」
「でもさ、くれくれっていってばかりで俺が損するだけだよな?俺に何の利もないのになぜ君に俺が発見したものをわざわざやらなきゃいけないんだ?」
「貴様!この方をどなたと心得る!」
「知るか。三下は黙ってろ」
どこのご隠居様だ。いつの副将軍だ?あ?上から目線がいらっと来たので女を除いて思いっきり威圧かけて黙らせた。たぶんどこぞの貴族かそんなところなんだろう。権威を鼻にかけた上から目線がうざいことこの上ない。ま、この女は一度も上から目線で話しかけて来てないから、言い分を聞いてやろうと思うわけだ。
「まずさ、理由を説明するのが先だと思うわけよ。あ、ちなみに、そこで転がってる連中。次しゃべったら殺すからな。今の俺の威圧でビビってるような奴らが俺に敵うと思うなよ?・・・それで?」
「じ、実は・・・」
なんだか、とても言いづらそうな様子で女は話し始めた
予想外に待っていてくれた方々が多くて感動しております。
PCが不調で編集できていないところありますが変なところあったらそのうち直します。
雑なところもありますが評価などしていただけますと幸いです。コメントくださった方々へこの場を借りて感謝申し上げます。




