ライバル出現?これが本当の恋・・・・
「居ましたわ!」
学園に入ってきたのは隣の女子学園の生徒。
この子は確か、羅武ちゃん。
同じ高校1年生で、エスポワールの大ファン。
1番好きなのは、日向さんだったっけ?
学園に入ってきて早々、日向さんの前にやって来て、手を握った。
「わたくし、沢野丞羅武でございます。」
ぐいぐい来すぎな人って嫌だとか、この前言ってた日向さん。
「あ、ありがとう・・ファンなんだよね・・。」
苦笑いをしながら握手をした。
わたしがメンバーに入ったってことはまだ知らず
一緒に行動していると、わたしの隣に彼女がやってきた。
「あなたはメンバーなのかしら?」
「はい、僕は伊波來琥っていいます。」
「わたしは絶対に日向くんの心を奪うから。協力してね」
と生意気な口を利いた彼女。
わたしは何も居えず、そのまま、教室に入っていってしまった。
なぜ彼女がやってきたのかというと
「わたしは今日から、音楽部のマネージャーをつとめます。」
なんと、マネージャーとして3年間、ここで過ごすなどといい始めた。
寮生活だというのに・・・男ばかりだというのに・・
「わたくしは日向さまのお部屋に過ごさせていただきます。」
女とばれたら、隣の学園に知れ渡ってしまう・・
そんな不安を抱えていると
「大丈夫、僕が守るから、何とかするから。」
日向さんはわたしを守ってくれると
いいました。
とても嬉しくなって、ルンルンとしていると彼女が
「部屋って2人部屋ですよね・・・?」
「そっそうですよ・・?」
「日向さまと寝るのは恥ずかしいので、來琥さま、一緒に寝てくれませんか・・?」
「あ・・はい・・。」
なぜか女子2人で一緒に寝ることになってしまった。
現在夜の11時。
消灯の時間はもう過ぎているけれど
わたしは寝れなかった。
彼女、寝相がとっても悪い・・・
そんな様子を見ていた日向くんは
お姫様抱っこで日向くんのベットにわたしを降ろした。
「え・・??」
「寝れないんでしょ?」
その後の意識はなかったけれど
ぐっすり寝てしまったわたしは、朝になると
ベットの前には大地さんが・・・。
「あ!」
と思い、起き上がると
大地さんは何も見てなかったような顔で
寮部屋を出て行った。
日向さんを見ると、まだ寝ていたので
そーっと朝食を食べに
食堂へ向かった。
羅武さんももしかしたら・・見ていたのかも・・。
食堂で一人で食事をしている羅武さんと
目が合うと、にらまれてしまった。
「あなた、わたしを誰だと思ってるのかしら」
「お、お嬢様です・・。」
「だったら、一人で寝させるなんてどういうこと?」
そうすると大地さんがやってきて
こう言った。
「この学園に入ってくるなら、それくらい我慢しないといけないんじゃない?」
「え?」
「そんなにいい男子そろってないし、僕たちはお前の執事でもないからね」
そういうとやられた・・という顔で
食堂を出て行った。
「助かりました~」
「まぁ、本当に僕たち執事じゃないからね」
大地さんまでどこかに行ってしまった。
10分ぐらいでご飯を済ませて
ろうかを歩いていると
新くんとすれ違ったので声をかけると
「俺、5日間だけ、バンドやらないから」
といって
外に出かけてしまった。
この学園って勉強ないの?って思ってる方もいらっしゃいますが
学園では15日まで休みである。
ミニ春休みみたいなものでしょうか・・?
それぞれ、休みになると
部活動をやったり、勉強したり、買い物したりと
いろんな自由なことが出来る。
「大地さんと日向さんとわたしだけでバンド練習出来ないしな~」
2人ともわたしの事情も知っているし、安心だから
この際に学校に居たら出来なくなることをやっちゃおう!
そう思い、日向さんと大地さんを呼んで、やりたいことをすべて言った。」
男子の服を買う、映画を見てデート気分を味わう、恋愛したい!
この3つがかなえば、言うことがないと。
だけど恋愛は本当に好きな人でないと、恋愛とは言わない。
でも・・・わたしは日向くんが日がたつに連れて
引き寄せられているというか・・好きになってるというか・・
16年間恋というものを知らないわたしは
恋愛というものはどういいうことなのかも知らない。
普通に話せて、一緒に居るのも平気なのはただの友達?
「わたし・・恋をしたいです。」
そういうと、2人はびっくりしたような顔をした。
なんでそんな顔をするのかな?と思ったわたしは本当の好きって何かを聞いた。
一番最初に大地さんが
「ライバルとか、友達が、思っている人と話すと、胸が苦しくなること?」
「僕が思うには、一緒に居て飽きない人じゃないの?」
「日向さんはわたしのこと、どう思っているのですか・・?」
この時のわたしはなんてことを口にしたんだろうと思う。
「わたし・・本当の恋がしたい。教えてください。おねがいします。」
これから、わたしの恋愛物語がスタートする。




