古書店街を巡る その2
ミルフィーユをいただけるのであれば、
とりたてて口泡とばす義理もない。
いちまいいちまいのアザナが
丹念にのばされた鴗さ。
召し上げよ。さして
脂ばかりの五十雀ならば。
おとめはや甘味をもとめ
「ふぉーく」たずさえ
神保町、ないし御茶ノ水。
然るべき雨樋のひとつやふたつ
留まる処もなければ、
疎に、密に、蜜に、
意のままに。
/水面くぐれば、迂闊に障るな。
顆粒を封じた墓地だ、此処は。
弔辞まもなく、カサノヴァ提げるわかものたちが
よもやとわの愛を誓う場所でもあるまい。/
\われら、その対をなすもの。
誇り高く告げるべし、論理的に交流し、理知的に離散することを。
論理的なこぶしで、詩的に殴りとばすことを。
されど酔えよ、謳えよ。耽溺することが
甘美をしるものだけの
ひそかなカルネヴァーレ。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<meta name="description" content=
"●"
/>
<link rel="stylesheet" href=" fontana_di_trevi.css" type="text/css" />\
おとめはや甘味をもとめ
「ふぉーく」突き刺し
口へはこぶ。
幾重も連なる
文字を
くりかえし、
口、その粘液に塗れた孔へ
はこぶ。
咀嚼して、
十
い1ち1ま1い
∉りかえし
口∋-へ
はこぶ。