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  作者: 路瀕存
St.
8/13

古書店街を巡る その2

ミルフィーユをいただけるのであれば、

とりたてて口泡とばす義理もない。

いちまいいちまいのアザナが

丹念にのばされた鴗さ。

召し上げよ。さして

脂ばかりの五十雀ならば。


おとめはや甘味をもとめ

「ふぉーく」たずさえ

神保町、ないし御茶ノ水。

然るべき雨樋のひとつやふたつ

留まる処もなければ、

疎に、密に、蜜に、

意のままに。


/水面くぐれば、迂闊に障るな。

顆粒を封じた墓地だ、此処は。

弔辞まもなく、カサノヴァ提げるわかものたちが

よもやとわの愛を誓う場所でもあるまい。/


\われら、その対をなすもの。

誇り高く告げるべし、論理的に交流し、理知的に離散することを。

論理的なこぶしで、詩的に殴りとばすことを。

されど酔えよ、謳えよ。耽溺することが

甘美をしるものだけの

ひそかなカルネヴァーレ。

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"●"

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おとめはや甘味をもとめ

「ふぉーく」突き刺し

口へはこぶ。

幾重も連なる

文字を

くりかえし、

口、その粘液に塗れた孔へ

はこぶ。

咀嚼して、

   十

い1ち1ま1い

∉りかえし

口∋-へ

はこぶ。

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