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  作者: 路瀕存
luv.
7/13

せかいは

しってるとおりにしかあらわれない

もとめなければ

なにもせずとも

あるものをすべて

うばってゆく

このくそったれなせかいは





しみったれたことばで

はなむけの

とむらいの

すべをさがす

みつからない

いつでもみつからない

うばわれたのか

もとよりないのか

しらないのか

しりもしないが





しらないものは

ないものである

しらないものはない

ものである





∅《くうしゅうごう》





○《くうはく》

立ち現れる

身動みじろぎもせず

袖を引く

何ものかを求める

うずめる為に





「飢え、乾き、叫び、ダンス、ダンス、ダンス、ダンス」*1





○《くうはくは》

◎《くうはくのなかにとけた》

◎《かさねれば》

●《いずれしあわせがまるみをおびて》

○《やがてうえたころ》

/《きりたおされて》

∅《つちは、そっとだきとめる》





ないものとして、ないものとして、

渇くこととも、飢えることとも、

すっかり飲み干されるとも、

空白が街に樹齢を重ねるとも、

こえが、ことばが、あなたが、

空白を偲ぶ、空白を打倒する

∅《志の墓標として》

●《「幸福とは物質である」*2》

●《「幸福とは物質である」*2》

*1:ランボー著,小林秀雄訳「地獄の季節」『地獄の季節』岩波文庫,1970年,p16.

*2:野村喜和夫「エピローグあるいは葉」「眼前に何かしらみどりの基底がうねった」『幸福な物質』思潮社,2002年,p36.

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