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  作者: 路瀕存
luv.
5/13

皮肉があなたの喉を喰い千切ります様に

皮肉が

あなたの喉を

喰い千切ります様に





ブントを覚えたのかい

子豚ちゃん

オーウェルでも読んで

叩かれちまいなよ、ベイビー





可哀想ね

お気の毒

ひとでなし

だなんて





あいつ

乗換のない

終着駅の改札にしときゃいい

あいつ

下手なもの吐き出さねえように

廃駅なら御機嫌だぜ




黄土色の斑点が潜む

教室の、椅子という椅子をかき集めて

バリケードを模ることにした

足りないぶんは机で補った

あるいはロッカーで。

もしくはキジョウで。

おそらく穴だらけであった筈

企て然り

さながら公園や会館の裏で

及ぶような

若さ

  を  と変換し

  を  と置換した

  と「   」が友達の

若さは、

隙間から棍棒で打ちひしがれた

身体だけが、知っていた

阻塞は、がらんと陳腐に崩れた。

硝子を突き破り

白いカーテンのむこう側へ。

黎明に包まれた校庭へ。


いまもむかしも、みえやしない


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