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Search Theory
おんみ
おのれを鼓舞せずして
なにものがおまえの背中をおそう
柩の手はおまえを安らぎに招く
おまえを喜びに、そして悲しみに
抱き寄せんと拱く
あまねく手はおまえをまちわびていない
必ずしも、
いいや、すこしも
あるいは、うらぶれたおまえなら
おんみ
前を向かずして
なかんずく傾ぐことは易い
なれど、おんみ
なおも、おんみ
臥す前に掴みたもうた
ものに燃料をそそぎ、燃やしつくすがいい
叫び、笑い、涙を干してしまうよう、いのちの音をたてながら
それが、おまえの魂だ