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Death such as in nightmare  作者: C.コード
Episode.4:Last scene for the new title
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70/73

Movement"Leave Japan"part3

サブタイトル『Movement"Leave Japan" / 日本離脱』

part3

「せめてあの一向……半分くらいは削ってくれよぉッ!!」

テンションがハイになりつつある巨体を従えし者。

そして、ひと組の兄弟姉妹を引きいる者。

いよいよ、強者と呼べる敵勢の一角が動きだしていた!




「逃げただとぉ!?」

「なんだなんだ? ……って今度は3人もこっちにきてるじゃないか!」

「くそぉ……次も強いぞ!」


「ヒィィィハァアアアアア! 今度はぶっ殺す!」

声をあげているのはジュミネィ。走りながら右手に持っている金属棒が構えられる!

さらにゾンビならではの人知を超えた移動速度で迫り、敵を圧倒させている。

「ハァッ!」

その弟、フラーウィンドも同じく金属棒を持っていた。

しかしその棒はその手から勢いよく放たれた。

屈強な肉体からの投擲。それも金属棒を滞空させ、直線的な動きをさせるほどのもの!

空を薙ぐような音。金属が空中で旋回しているのだ!


「うお! 金属棒だ!」

「幽! 気をつけろ! 来るぞ!」

「こんなときに……ハァ!」

かがんで金属棒を避ける位置に立つ。そしてそこから矛を金属棒にあてた!

回転していたため軽く流されるような威力でしか当てられなかったが、

それたために失速し、地に落ちた。


「あれに立ち向かってくるなんて……。」

フラーウィンドが呟く。ジュミネィに続く後ろを走っているが、

姉を影にして能力を発動させていた!

「使うしか……ないよね。」

閃光がいまにも放たれんとするような光。

それは黄色でも白でもない。輝く事を忘れたかのような闇色の球。

まるで周囲の光を奪い取るように中心に力が収束していく。

弾は終息していくうちに、サッカーボール程の大きさになった。

そのうちにジュミネィがついに敵陣に突撃した!

「ハァアアアアア!」

「な、しまっ――――」

幽に棒を振るおうとしたその時――――


キィィン! 金属音が響く。


「あぶなかったな……幽!」

「くそが……うらぁっ!」

矛をふるった。ただ、敵の体のどこかに充てるように矛を使った。

それだけの意識だったはずだ。

だが、敵は血反吐を吐きながら空を回っていた。自分が矛を使った事により、

それほどの現象が起きていた。


「……!!」

フラーウィンドが止まる。

球を隠す程の考えが止まるほどに今の現象に戦慄していた。

勢いに滞りがなかった強力な金属棒による一撃を受け止めた人間に。

そして……今自分がいる位置よりもはるか遠くに一撃で吹っ飛ばすほどの力を持った人間に!!

「そんなことが……!」

恐れは増すばかり。

こんな相手は、彼らは見た事がなかった。

そして、在る意識にたどり着いていた。

『怪物はゾンビだけではない。』という意識に――――



















































ガチャン。とある一室のドアが開かれた。

「んん、誰ですか?」

「なんだ、戦ってない奴もいたのかよ。」

「お連れ様かよ。しかもこいつら、バリバリの戦闘タイプか。」

「……無謀。」

4人が愚痴をこぼす。その先にいるのは……


「私は宮ノ小路。 この団を率いる者なのだけれど……あなた方は新堂一行の団員達よね?」

「宮ノ小路? なるほど、どうりで見た事がない。これは失態でしたね。私とした事が……。」

「あなたたちはここで何をしているのかしら? 戦場で戦いはもう始まっているのよ!?

ここでのんびりしている場合じゃないわ!」

「……なら、どうして精鋭、いや……側近たちを連れてきたのですか?」

「あなたたちを動かすには力が必要。そうは思わないかしら?

仮にも新堂一行ですもの。」

「なるほど。ご教授感謝します。ですが、私たちにはいけない理由があるのです。

敵勢にはゾンビを使役するほどの者たちです。こちらには何も対抗策がない。

力無き我あれはここで待つ事が全てというわけです……。」

「……嘘。そういう態度を取るのね。なら、こちらも仕方ないわ。……やりなさい。」

その言葉で後列の人間が動き出す。

「戦場に行け。ごまかせると思うな。」

「……二度も言わせないでください。無駄死にするだけです。」

硲はさも嫌がるように答えた。傍から見ると厄介払いしているようにしか見えない所作、言動。

勿論、硲は本当に厄介払いしているだけにすぎない。戦場に向かう事を内心で拒んでいる。

「だったら、そいつの腕はなんだ? 見間違うはずがない。人外ではないか!!」

「誰が人外だ!」

指摘されたのは、啓だ。ゾンビの人外的な力を手にしている代償に人の腕を失った。

その右に宿る魔性の腕は人外の道を歩いた照明というべきだろう。

「弥栄さん、なんとかなりませんかね?」

「仕方ないなぁ、美鈴、全部殺せ。ああ、宮ノ小路だけは残してくれ。」

「分かりました。」

「ついに本性を出したな! この下郎目が――――」


次の時には、宮ノ小路を残した他の側近の首が飛んで、血祭りが始まっていた。

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