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命を育む
九話目は角杙神と活杙神のお話です。
このお二人は古事記においては4代目、日本書紀ではなぜか神世七代に数えられません。
角杙神が男神であり兄、活杙神が女神であり妹とされています。
お二人はなんの神様かと言いますと、先代お二人が泥土の神様であり、その泥土が固まってきたことで、命が育つ環境が整ったことをあらわす神様だそうです。
独り神が姿をお隠しになったことで、ペアの神様『双神』が大地を形成していくことになります。
この御二方は、その大地に土台となる杙を作ったようなものなのだそうです。
また、”杙”というのは、地中から植物が生えていく様を意味するとも言われているそうです。
神様の名前というのは、様々な解釈があるのですね。
さて、今回はこれでもかと言うほど短いですが、もうお話出来そうなことがないので、これにて終わりとさせていただきます。
また次回お会いしましょう。