8ー8 ダンジョンへ!
8ー8 ダンジョンへ!
俺たちは、それぞれダンジョンへともぐる準備をすることにした。
俺は、一度、ラダクリフ辺境伯の屋敷の自分の使用人部屋へと戻った。
もう、空が白みかけている。
夜明けが近い。
俺は、時間をかせぐためにラダクリフ辺境伯の屋敷に戻ると魔法書『スキルイーター』を取り出しこの屋敷全体に眠りの魔法をかけることにした。
屋敷内のすべての人々が眠りに落ちるのを待って、俺は、ライドウの家へと転移した。
リリウスたちは、すでにダンジョン攻略のための準備を整えていた。
俺は、全員をラダクリフ辺境伯の屋敷へと転移する。
眠りの魔法は、少なくとも一昼夜は、きいているはずだが、俺たちは、足音を忍ばせてそっと俺の使用人部屋から出ると、離れから通路を通って屋敷の中に入っていった。
地下のダンジョンへと続く扉は、使用人通路の近くの調理場のすぐ脇にある。
扉の前には、若い二人の兵士たちが座り込んでイビキをかいていた。
俺たちは、兵士たちを脇に退けると扉へと向かった。
だが、オルティスの話によるとこの扉には幾重にも魔法がかけられているらしい。
俺は、何重にも魔法のかけられている扉の鍵を魔法書『スキルイーター』の力で開いていく。
すべての鍵を開き、扉を押し開くとそこには地下へと降りていく階段があった。
俺は、みんなのことをぐるっと見回すと頷いた。
まずは、ダンジョン経験が豊富なサハロフとスクルドのいるオウラたちのパーティーから地下へと降りていく。
俺とリリウスたちは、後に続いた。
サハロフと俺は、真っ暗な中を降りていく階段を照らすために魔法で明かりを灯した。
階段は、ずっと地下深くまでも続いておりどこにもたどり着く気配が感じられない。
まるで地の奥底までも続いているような階段を俺たちは、黙ったまま降りていく。
どれぐらい時間がすぎたのか。
俺たちは、少し広い踊り場のような場所へとたどり着いた。
その先は、道がわかれていた。
「ここで二手に別れよう」
スクルドが言って、俺たちは右と左にわかれて進むことにした。
右へは、オウラたちのチームが進むことになった。
俺とリリウスたちは左へ。
「いいか、みんな。無事にライディアたちのもとで会おう!」
俺たちは、命大事にと約束して別れた。




