6ー3 ダンジョンですか?
6ー3 ダンジョンですか?
俺が説明するとココが上の扉を開いた。
ひんやりとした冷気が漏れてくる。
「すごい!まるで凍っているかのように冷たいな!」
ココは、キラキラした瞳で俺を見た。
「これ、売れるぞ!」
「そうだな」
俺は頷いた。
「それよりもまずは、これをカフェに置いて使うけどな」
俺は、説明が終わると空間収納に冷蔵庫を戻した。
後日、俺は、これとパフェの見本を店へと届けた。
もちろん、パフェとアイスクリームのレシピも一緒にな。
パフェは、やがてアルディスの街に一大革命をもたらすことになる。
店には連日、多くの客が押し寄せ列を作った。
そして、冷蔵庫もまた、商品化されることとなる。
これは、ややお高めの値段設定だったためにお貴族様向けの商品となってしまったが、いづれは、もっと安価で販売できるように改良するつもりだ。
どんどん口コミで広まっていき、注文が入って、魔道具製作者たちが製作が間に合わなくって嬉しい悲鳴をあげることとなる。
もちろん、取り扱いは、プロフェナール商会とライドウのとこの店のみだった。
この冷蔵庫の普及で夏場の食中毒患者が少なくなったことは言うまでもない。
魔法学園では、2学期には魔法の実習で1年と2年が合同合宿授業を行うことになっている。
それは、アルディスの郊外にあるダンジョンの攻略だった。
そのためのパーティーを1年と2年を交えて構成しなくてはならなかった。
俺のパーティーの1年のメンバーは、すでに決まっていた。
俺とリリウスとエディットとライディアだ。
問題は、2年生だ。
2年生は、去年、ダンジョンの経験がある筈だから、俺たちのリーダーとなれる人物をできれば選びたいのだがなかなかこれという人物が見つからなかった。
俺たちがどうしたものかと悩んでいるとロナードとルウシエがパーティーを組もうと誘ってきた。
まあ、この二人なら問題ないだろう。
ロナードは、学年1の天才だし、ルウシエもまた秀才として有名だった。
このメンバーで俺たちは、ダンジョンの攻略に挑むこととなった。




