3ー2 魔法学園ですか?
3ー2 魔法学園ですか?
村は、徐々に豊かになっていった。
実りの秋がきて俺たちは、豊かな収穫に感謝した。
例の洞窟に奉った女神の石板に供え物をして祈ったところ、石板から女神の声がきこえた。
「あなた方の信仰にめんじて祝福を与えます」
洞窟の中に光が満ちていく。
光は、俺たちの上に降ってきて、俺たちは暖かな温もりに包まれた。
『種族レベルがアップしました』
俺の頭の中で声がきこえる。
この秋の収穫は、村の蓄えには十分すぎるものだったので俺たちは、余った穀物をマリージアで売ることにした。
もちろん、ライドウの手を借りることになり、俺は、しばらくライドウとマリージアに出掛けることになった。
俺の補佐としてリリウスもついてきた。
街では、俺たちは、ライドウと一緒に商業ギルドに挨拶やら何やらに顔を出したりと忙しかった。
俺は、仕事の合間にライディアのもとを訪れた。
ライディアは、久しぶりの再会に喜んでくれたが、もっと頻繁に街を訪れるようにとのことだった。
お茶をしながら話していると、なにやら不安げな様子をしていたのできくと、7才になったら王都の魔法学園に入学しなくてはならないのだが、その時が近付いているのが心配なのらしい。
「どうか、私と共に学園にきてもらえないだろうか?」
はい?
俺は、自慢じゃないがもう前世でけっこう勉強してきたので勉強はもうしたくない。
だが、確かに、王都に戻るのはライディアにとっては、危険なことだ。
俺は、ライディアと一緒に魔法学園の入学試験を受けることを約束した。
「いいなぁ、学校か」
とか言ったリリウスも巻き添えで学園の入学試験を受けることになった。
ざまあみろ!
といっても、俺のような怪しい亜人が受け入れられるのは難しいのでラドクリフ辺境伯が俺たちの後見人になることを引き受けてくれた。
こうして、俺たちは、来年魔法学園の入学試験をを受けることになってしまった。
入学試験に備えて、俺とリリウスは、試験の半年前には勉強のためにラドクリフ辺境伯の屋敷に入ることになった。
ちっ!
堅苦しいお貴族様の世話になるのなんて嫌なんだが仕方がないな。
俺は、単純に期待に胸を膨らませているリリウスとは違ってがっくりと落ち込んでいた。
まだまだトカゲの谷でしたいことがいっぱいあるっていうのにな!




