表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

60/125

実兄から妹を寝取る方法


 最近、魔王が復活したとかで王国が勇者パーティに入れる様な強者を募集しているらしい。

 俺は王都でSランク冒険者の賢者として名を馳せているドワイトという。

 俺ほど勇者パーティに相応しい冒険者も他には居ないだろう。

 何よりも今代の勇者は田舎から出て来た女の子だって言うじゃないか。

 俺の魅力でメロメロにして、ハーレムの一員に加えてやるぜ!!


 そんな訳で俺は自分のパーティを連れて王城に行ったんだ。

 俺のパーティは俺を含めて4人で組んでいる。

 常に最前線で敵の攻撃を引き受ける騎士アンジェラ。

 神速の剣技で数多の敵を切り裂く剣聖リジー。

 回復魔法を使わせれば右に出る者はいないと言われる僧侶ローズマリー。

 皆、俺好みのスタイル抜群の女達だ。

 ここに上手く行けば勇者を入れることが出来る訳だ。

 聞いた話によると勇者はかなりの美少女だという話だし、田舎から出て来たばかりの生娘であれば簡単に口車に乗せることが出来るだろう。

 それに勇者パーティの一員となれれば、国から資金だって出る。

 こんなにも都合の良い話はない。


 王城の広間に通されると、俺と同じ考えをしているのかゲスい顔をした男達が結構いた。

 中には正義感に燃えた様な奴も何人かいたけどな。


 そんな中、広間の目立つ場所には白銀の胸当てをした青いスカートを穿いた少女がいた。

 腰まで伸ばしたブロンドの髪を背中で一本にまとめ、その顔は作り物めいた精巧な美しさがあり、見る者全てを魅了する程端麗だった。

 一目見ただけであれが勇者だと分かる。


「なんでチアキ来てないの!?」

「チアキがあいつのこと以外で動かないのくらい、あんただってわかってるでしょ?」

「それは、そうかもしれないけどさ。ていうか、チナツがいながら何でここまで大事になってるの?」

「それはあたしも聞きたい位よ。まぁ一向に魔王討伐する気配のないあたし達に上の方がしびれを切らせたんじゃないの。本当に下らない」


 勇者は隣にいる純白のシスター服を着た少女と話していた。

 シスター服をきた少女もまた勇者に見劣りしない程美しく、青色の長髪もそのスタイルと合わさり妖艶な雰囲気を醸し出している。


 二人は何か言い争いをしている様であったが、俺と同じ目的を持った奴等はこの美少女達を上手く行けば好き放題出来ると、獣の様な眼つきで二人を見ていた。


 国がどんな試験を課すのか分からないが、同じパーティを組むのに今から接触しておいて損はないだろうと思い二人に声を掛けることにする。


「お嬢さん方、どうしたんだい? 広間中に聞こえる様な声で喧嘩をするなんて」

「あんた誰よ?」


 シスター服を着た少女が不審げな顔で俺を見た。

 中々気の強そうな女である。

 こう言う女は心の芯になる様なものを折ってやれば、簡単に跪いて俺に従う様になるのだ。

 弱みを握ってやるのもいい。

 どちらにしても手間を掛けずに自分の物に出来るタイプの女である。


 勇者は少女の後ろに隠れる様に立っていたが、その眼は前に立った少女とは違いこちらを見てはいなかった。

 こちらに一切興味がないかの様な顔をしている。

 なんだ、この女?


「俺はSランク冒険者のドワイトだ」


 勇者の対応に冷や汗を流しながらも、Sランク冒険者であることを強調しながら名を名乗る。


「……あいつがドワイトか……」

「……王都一と名高い賢者か…………」

「…………ドワイトがいるのなら、もう勇者パーティは決まりだな……」


 俺の名乗りに合わせて、周りにいた勇者パーティ希望の奴等が騒めいた。

 フッ、やはりこう言うのは気分の良いものだ。


「……でもあいつこの間、悪名名高い魔法研究所の賢者に手を出そうとして酷い目見たらしいぞ……」

「……魔法研究所の賢者って、催眠系の魔法を使ってぼろ儲けしてる賢者の風上にも置けない様な奴だろ…………」

「…………しかし、遵法精神に欠けているだけで、魔法と言う魔法を全て使うことが出来ると聞いているぞ…………」

「……確かに、その賢者に比べれば、ドワイトなんて二流か…………?」

「…………ただ、そいつこの間研究に使う生贄を求めて捕まってるのを見たんだが……」


 しかし、王都で俺と同じかそれ以上に有名な賢者も同時に噂されていた。

 その賢者は15歳にしてありとあらゆる魔法を使いこなし、新しい魔導具を次々と生み出す正に天才と呼ばれる女だ。

 俺はそれが納得がいかず、一度その小娘に勝負を挑んだことがある。

 しかし、俺は何をされたのかも分からずボロ負けした。

 その上、あの小娘は俺の事を道端に捨てられているゴミと同じような目で見てきた。

 俺よりも年下の癖して年上に一切敬意を払わない態度、自分以外は取るに足らない存在と言わんばかりの行動、その全てが俺の胸にある憎悪の念を掻き立てるのだ。

 いつか絶対にあの女は奴隷にして、ボロ雑巾みたいにしてやると誓ったのだ。

 そしてあの小娘は今もまた、俺の目の上のたん瘤になっている。 


「それで、そのドワイトさんがあたし達にどういった用件なのかしら?」


 そんな周りの声が聞こえていないのか、シスター服の少女は話を続ける。

 その態度はあの小娘を彷彿とさせる様な態度で癪に障った。


「そこの娘が勇者なんだろ? 同じパーティになる人間に挨拶するのは当然の事だと思うが」


 俺はその苛々を隠しながら少女達との会話を続ける。


「審査はこれからなのにパーティに勝手に入ったことになっているのね。あなた、自意識過剰か妄想癖があるってよく言われない?」

「君は失礼な奴だな。俺はSランク冒険者だぞ。俺以外に勇者パーティに相応しい人間はいないだろう?」

「あんたこそ馬鹿じゃないの? 魔王討伐っていうのは、長い時間一緒にいることになるのよ。大切なのは強さよりも気が合うかどうかでしょ。気の休まらない相手と四六時中一緒にいるなんて拷問以外の何物でもないわ」


 この女……。


「しかし俺程の魔力を持ち、様々な魔法を使える人間はそういないぞ。俺の力がなければ魔王を討伐することだって不可能だ」

「それがどうしたの。大切なのは強さではないって、今話をしたばかりだと思うのだけど?」

「君は俺を馬鹿にしているのか!!」

「馬鹿なことを言う人は馬鹿にされて当然じゃない」


「貴様!!」

「ドワイト! 止めて、ここは王城の中よ。下手に手を出したら貴方が処刑されるわ」


 思わず激高して手をあげようとしたが、アンジェラに止められた。

 確かに、ここは王城内だ。

 ここで事を荒立てたら俺にも被害が出るだろう。


「そんな短気で考えなしの人じゃ審査落ちね」


 この女は俺を更に煽ってくる。


「いいから、ドワイト行きましょ」

「貴様、後で絶対に後悔させてやるからな!!」


 そうだ、この女達は絶対に俺の奴隷にしてやる!!


タイトルに寝取れって書いてある癖に寝取りキャラが出ないっていう不具合を解消する話です。

ドワイト君はちゃんとチハルとチナツのハートをゲットすることが出来るのか?

最後はちゃんと、お兄ちゃんにドワイトとチハル達の映像が届けられる予定です。


次回はゲスいドワイト君の策略とそれによって翻弄されるチナツの話です。


というか書いてて思ったんですが、チハルはどうやったら寝取られるんでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ