真冬の晩ご飯
今回は真冬視点ですが、全部ひらがなだと読みずらいので漢字を使用しています。
真冬の頭の中ではひらがな状態だと思っていただけると幸いです。
今日はにいさんがこの街の教会を攻め落としました。
こんなにおっきな教会を6人で落とすなんて、にいさんすごい!!
こんなことができるにいさんは、やっぱり素敵な大人だと思います。
「それで、チフユは無事だったのか?」
「取り敢えずはチアキがチフユの面倒見るとかで拘置所に残ったわ」
「そうか…、良かった」
お家がなくなっちゃったので、今日はちーちゃんの力で教会に止めてもらう事になりました。
教会は大きくて、わたしのお部屋も広かったの!!
にいさんのお家も好きだし、チアキおねえちゃんのお家も好きだけど、ここの部屋も大きくて好きになっちゃった。
この街にいる間は、ずっとここにいたいな。
そして、今は晩ご飯の時間です。
ちーちゃんとにいさんが今日あったことを話してるんだ。
わたしには難しい話でつまらなかったから、隣に座ってるちはるおねーちゃんと話をすることにしたよ。
「ちはるおねーちゃんは、ひとりでここのへいたいさんとたたかったの?」
「そうだけど、それがどうかした?」
「ちはるおねーちゃん、つよいんだね!!」
「まぁお兄ちゃんからの頼み事だからね。失敗したらわたしは自死を選ぶね。お兄ちゃんの依頼を実行できない妹に存在価値はないんだよ」
ちはるおねーちゃんの言う事は相変わらず難しかったけど、にいさんへの愛を感じました。
わたしもはやく大きくなって、ちはるおねーちゃんみたいににいさんの役に立てる人間になりたいな。
そうしないと、オリジナルににいさん盗られちゃうし。
「そういえば、きょうのごはんはちはるおねーちゃんがつくったの?」
今日の晩ご飯はパンとシチューで、とっても美味しいんだ。
教会のしゅーげきが終わってから、にいさんとちはるおねーちゃんと材料を買いに行ったんだよ。
ちーちゃんとなーちゃんは教会のえらい人たちとお話があったみたいだし、わたしもしゅーげきの間はへんたいの背中に乗ってただけだから、にいさんの役に立ちたかったんだ。
お買い物をしているとわたしのふぁんのおじさんやおにいさん達から、いっぱい野菜とかお肉を貰えたんだよ。
みんな、優しくてわたしはすごく嬉しかったよ。
にいさんをパパ扱いしてきたのには怒ったけどね!!
にいさんはわたしの恋人なんだからね。
間違えないで欲しいんだよ。
「他に作る人いなかったからね。わたしとしてはお兄ちゃんの手作り料理が食べたかったんだけど、お兄ちゃんも疲れてたみたいだし、偶にはわたしが手料理を振舞っても良いかなって思ったんだよ」
「なるほどー」
ちはるおねーちゃんの料理はとても美味しい。
チアキおねえちゃんとちーちゃんよりも、ちはるおねーちゃんのごはんの方が美味しいんだよ。
なんか兄さんの作った料理と味が似てるんだよね。
ちはるおねーちゃんは怖いけど、料理も上手だし理想のおねーちゃんなんだ。
「ほら、真冬。頬っぺたにパンついてる」
「ちはるおねーちゃん、ありがとー」
わたしがパンを頬張っていると、ちはるおねーちゃんがほっぺについたパンを取ってくれる。
「はぁ、真冬も早く一人でご飯位食べられる様になりなよ。というか、何でわたしが真冬の世話しないといけないの?」
面倒そうにしながらも、ちはるおねーちゃんはわたしがご飯を食べるのを手伝ってくれる。
ちはるおねーちゃんは、ぶっきらぼうだけど優しくて好き。
「あんたが真面目な話に参加する気ないからでしょ」
ちはるおねーちゃんの文句に、にいさんと会話していたちーちゃんが答えた。
「チナツの方が懐かれてるんだから、チナツが面倒みなよ。真冬もそっちの方が嬉しいでしょ?」
「わたしはちはるおねーちゃんでもうれしいよ」
「真冬もこう言ってることだし諦めなさい」
わたしの答えに『ほら見なさい』って顔をして、ちーちゃんがちはるおねーちゃんを見る。
「……こういう時は、嘘でもちーちゃんが良いって答える所なんだけど」
ちはるおねーちゃんは相変わらずぶっきらぼうだったけど、ご飯が終わるまでわたしのお手伝いをしてくれたんだよ。
やっぱり、ちはるおねーちゃんは優しいよね。
その後は、にいさんと一緒にお風呂に入ったり、にいさんと一緒の布団で寝たりで色々あったんだけど、今日も楽しい1日だったんだよ。
そうしたら次の日の朝、へんたいがにいさんの所に駆け込んで来たんだ。
「少年!! 明日の朝、魔王様とキチガイ賢者が処刑される事になったぞ!!」
なんでも、オリジナルとチアキおねえちゃんが処刑されることになったみたい。
にいさんとちーちゃんは慌ててたけど、あの二人なら処刑されても大丈夫だよ。
ところで、処刑って何だろう?
20万PV達成しました。
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今後も引き続きよろしくお願いします。




