【戻らない刻】Heroic epic
「なあ修一、なんでワイナールなんだ?
シュトロムは…まぁ分かる、俺たちもだからな
でも、ワイナールがイマイチ分からん
お前の苗字って榊じゃん
神社の息子らしいなって思ってたんだけどな?」
「理由は簡単さ録郎、いやロンデル
皇帝に俺がなるってことさ」
「ま、マジかよ……ブァーッハッハッハッハッハッハッ
お前のネーミングセンスが異世界レベルじゃねーか!」
「そんなに変か?タダの関西弁だろ?」
「クックックッ…あー腹イテー、変ってもんじゃねーよ!
なんだよ、その壊滅的なセンス!
地球に帰れるかもしれんけど帰れない可能性が高いんだぞ?
あの神殿は俺たちがぶっ飛ばしたんだから
帰れなかったら、お前の苗字は一生ワイナールなんだぞ?
子々孫々までだ、いいのかよ?」
「良いんだよ、俺は気に入ってんだから
お前こそなんだよコロージュンって?」
「え?カッケーだろ?」
「そうかあ?」
「そうだよ!」
「まぁいいや、国を興す場所の目処が付いたんだけど
どう思うか意見聞きたいから今度付き合ってくんね?」
「あーいいよ、どんな場所?」
「それがさ、スゲー神気が溜まってるとこがあったんだ
そこに神社建てようかと思ってさ」
「へーそっか、いいよ、行こーぜ!空飛びゃ直ぐなんだろ?」
「あぁ」
遥か昔、仲が良かった頃のお話し