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大日本帝國(仮)  作者: あらら
第三章 調査部隊
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第十二話

遅れてすみません


朝になったようだ。

景色なんぞ見えぬが遠くで鶏が泣いているのが聞こえる。

・・・ん?

足音が聞こえたが・・・まあ見回りの兵だろう。

いつ逃げられるのか、と思っていたが逃げれる気配もない。食事なんかろくに与えられてないし腹ペコで死にそうだ、寝不足で頭も朦朧としているし。


目の前まで見回りの兵が来て扉を開けた。

どうせ一日に一回だけの麦粥だろう。最初はまずいと感じていたが最近おいしく感じられてきた。

飯が楽しみだ。



そして与えられた飯は、麦粥に肉と野菜が少し入ったものだった。

うほぉ、今日は豪勢だなぁ。

歯ごたえのある肉、この感覚懐かしい。

野菜も入っている、少しの苦みに旨味、なつかしい。

味のついた粥、なつかしい。

帰りてぇ、帰りてぇよ。

母さん、母さんに会いたいよ。母さんの飯が食いたいよ。

祖国の空気を吸いたいよ。

俺は、祖国に帰りたいよ。

祖国に帰ったら母さんに会って、母さんの飯を食って、腹いっぱい食って、同期の戦友たちと汗を流して、飯を食いたい。





飯を食い涙を流した。


そして扉が開いた。



ははは、気付いてたよ。

今日、俺は処刑されるんだろう?

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