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第十話
短いですがどうぞ。
「っは、ふはっ、くはっ」
「はっ、ハッ、はぁっ」
くそ、追っ手が、ううっ苦しい!でも追っ手が迫ってきている!
くそぅ!足が棒のようだ、しかし、無理矢理動かす、体力などとっくのとうにつきているが、気力で足を動かす。
走っているこの辛さで考える暇もないはずだが、考えてしまう…いや、思ってしまった。
何で、俺は逃げているのだろうか…っあ!
泥に足をとられ、転んでしまう。
すぐに立とうとするがたてない、いや、全く体が動かない。
足が手が指が動かないのだ。
しかし口を必死に動かす、まだ肺に残っている空気を使って、必死に声を出す。
「ふひゅぅ、いっけぇ、行くん、だ、俺、を、おいてけぇぇぇ」
「いえ、でも…」
「行くんだってんだろう!」
「…わかった…」
多少強く言い過ぎたかもしれんが、仕方ない。
「£%&%£°°〉」
「○##▲△%>±ΩγΖΖ」
何回聞いても意味がわからない。
そして私は捕まった。
捕まってからどれくらいが経っただろうか…今私は拷問されている。
ああこれが…拷問なのか…。
そして…




