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大日本帝國(仮)  作者: あらら
第三章 調査部隊
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戦車兵の憂鬱 そのⅢ

次から本編に戻ります。(戦車兵の憂鬱自体はまだ続く予定です)

兵はいく、大自然の厳しさと美しさの混沌の世界を、銀の海原を…詩人かって、詩人かよって、突っ込みいれたい君たちの心はもうわかっていっている。


実際には戦車の履帯で踏み固められた雪上をいくんだが。

宿を出発し少し固くなった雪を戦車で踏み固めてすすむ、銀の海原が回りに見えるが、しかしそれだけである、あとは辺りに兵の吐く息を直ちに打ち消す車両のエンジン音だけが響き渡るのみである。


昼、約12時くらい、ただひとつ…とはいわないが、この大自然の中では数少ない娯楽の食事をとる。

今回は即席めんや缶詰を調理したものを食べた。食べた時に「びぁぁぁ旨い」と思ってしまったのはしかたのないことだろう。寒い雪原を渡って体が芯まで冷えてしまったところに、美味しくそして温かい食事を摂ったのだから、普段の数倍は美味しく感じることができた。


そしてこの食事から二日目…猛吹雪に遭遇。

外のようすを見ようとして、戦車の展視孔や潜望鏡ぺリスコープから覗いて見ても、雪で固まっており、外のようすは全く見えない、見えるのは白…というよりは黒といった方がいいほど、結構な密度でおおわれていた。

他の車両との連絡はかろうじて無線機で連絡がとれる。

無線機からの連絡だと外に展開して行軍していた兵士は、ハーフトラックなりトラックなどに乗ってやり過ごすようだ。


猛吹雪の中での車内は非常にさむい。尋常じゃない寒さだ。

一応服を着込み防寒服も着てはいるが、やはり寒いものは寒いのだ。

このとき、使い捨て懐炉がなければ死んでいたかもしれん(笑)

懐炉は温かいが、この使い捨て懐炉だと無駄なごみが出てしまうのが難点だな。


約5時間たつと吹雪もおさまってきた。無線で指示を仰ぐと完全におさまるまで待機だそうだ。



そして一時間後、ほぼおさまる。

ほとんどおさまったので司令塔ハッチから外に出る…出ようとするが、なんとハッチが開かなかった。力でなんとか開けたが、自分の目に見えたのは車体に積もりこびりついた、雪(氷?)であった。

地面に降りて確認すると砲塔回りには雪がびっしりとこびりついており、前面には雪が積もっている。傾斜しているところはそこまで積もっていないが、エンジンの部分は少し前までつけていたせいなのか、固くこびりついている。他の車両も同様につもっていたそうだ、結構な吹雪だったのだろう。

早速道具などで雪を取り除く。早く取り除かないと溶けて固くなってしまう。

取り除いたあとはまた移動を開始する。

そしてやっと町に着いた。日の丸をもった群衆に迎えられ自分等はこの試練(訓練)を乗り越えられたことを祝った。


この八甲田山の行軍訓練は新聞に掲載され本にもなり後に映画化された。

映画化されたものを少し見たが、少し誇張されてるように思ったな。

この訓練手当てが結構な額だったがもういきたくないと思った。

まあ、またいくことになるんだが。



-------------

これが八甲田山の訓練の話だ。

おっともう授業が始まるな、ほらいったいった。

また続き話してやるよ。

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