第二十話
ポタッポタッとする音が辺りに響きわたるなか俺は目を覚ました。
いつもの軍服だった。
ここは三途の川か?
少し歩くと川が見えてきた、対岸には多くの人がいた、そしてその中にじいちゃんとばあちゃんがいた。
「じいちゃん、ばあちゃん、今行くよ」
ぼそぼそと小さく聞こえてきた。耳を澄まして聞いてみる。
「小次郎、来るな、こっちに来るな」
「お願いじゃ、来ないでおくれ小次郎や」
「じいちゃん、ばあちゃんなんでそんなこと言うの、ねえ」
じいちゃんとばあちゃんが石を投げてきた、なんでそんなことをするのか俺にはわからない。
そして頭に石が当たり気絶した。
「うぁー」
「ながぁー」
「ぬわー」
色々なうめき声が聞こえる。
重い頭ふりながら俺は起き上がった。
辺りではやはり色々なうめき声が聞こえくる。
起き上がった俺に看護婦が近づいてくる。
「そこのあなた、駄目ですよ、起き上がっては」
「そんなことより、あの魔物…大蛇は、大蛇はどうなったんですか」
「さぁ、そんなこと私に聞かれてもねぇ…」
「そう、ですか…」
「まあ、そのうち説明されるわよ」
そして去っていった、薄情な!
そんなことを言っていた日から数日後
俺はまたあの大蛇と戦うことになった。そう、なってしまったのである。
大蛇は突然に現れた。
俺は基地内を少し移動していた、その時、砂からキラキラと光る鱗が見え、突然耳を劈くようなうなり声がその大蛇から聞こえる。
「大蛇が現れた!」
しかし前とは違う、そう状況が、環境が違うのである。
すぐに基地にある砲が火をふく、そしてあの新兵器、皇紀八年採用の八式自走噴出砲フイ(つまり史実カチューシャです)が無誘導式噴進弾を放ちそしてあの大蛇に当たる、いくつか外れたものもあるとは思われるが、あの迫力だ、多大なダメージを与えただろう。
そしてあまりの痛さからか、あの大蛇が空にむかい叫ぶ。
「ぐぁぁぁぉぁぁ∇∩※☆@んがぁ£ω」
そこでわが友軍の飛行機が目に写る、あの大きな口を開けた大蛇に数機の飛行機が爆弾を放つ、そしてあの大蛇の腹のなかで爆発する。
「うんがぁぅあな@*&#£¢♀$ぐしゃぁゃぁゃ!!」
非常にうるさい断末魔が聞こえる。
「やったか?」
誰もがそういってしまった。
しかし大蛇は動かなかった。
そう、ついに、ついにあの大蛇をやったのだ。
各地から万歳が聞こえてくる。
俺も嬉し涙を流しながら言う。
「万歳!」
こうして無敵皇軍は大蛇を倒し濠太剌利全土を掌握することとなった。
大蛇を倒した皇軍…これは子供たちに人気な話となり、歌も作られ、のちに映画化されることとなった。
書いてる途中に皇紀何年だっけと忘れてしもうた、というわけでこのお話しでは皇紀9年です、おk?




