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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

好奇心

作者: アオバ

好奇心は猫を殺す、って言葉があるだろう?


これは俺の友達の話なんだがね。




或る日のことだ。

俺の友達……まぁ、Kにしよう。そのKがな、いつもの帰り道でふと、気になるものがあったんだ。それは、公園の端の方……木々に隠れた位置で、男がなにかをしていたらしいんだ。その公園は最近、子供たちもほとんど遊ばないような、ちょっと人気のない公園でな。まぁ、そんときはKも大して気にも留めずに帰ったらしいが。


……けどな、次の日、また次の日…………


最初に見掛けてから一週間。一週間もの間ずーっと、その男はいつも決まった時間、Kがバイトを終えて帰る時間帯にそこにいるんだ。Kがバイトを終えて帰る時間っていったら……22時とかその辺りだぜ、気味が悪いよなぁ。


それでな、Kも最初は気味が悪いって思ってたんだが…………あるときに、少し何をしてるのか気になったらしいんだ。それで、一週間が過ぎて三日くらいか?そのときもバイト帰りで、自転車で家に向かってるそのときに男に声をかけたんだ。


「すみません、そこで何をしているんですか?」


そしたらその男は跳ね上がるように立ち上がったらしい。それで慌てたように振り返って、少ししてから強張った表情を和らげて、


「い、いや。子供がおもちゃを無くしたって言っててね。探しているんだよ」


そう言ったらしい。それにKが、


「そうなんですか…………一緒に探しましょうか?」


って聞いたんだ。そしたら、


「とんでもない!!他人の君にそんなことさせるわけにはいかない!」


なんて大声で、まるで怒鳴るように言ったそうだ。まぁ、怪しく思うよな。けど、そこまで言われてそのまま手伝おうとするわけにもいかないし、その日はそのまま帰ったんだ。


___その日は、な。


次の日、またバイトを終えて帰ってるときに男の姿を見掛けた。よくよく考えたらそんな長い間おもちゃを探してるってのも、しかもいつも同じ場所にいるなんておかしい、と思ったKは男が帰るのを待ったんだ。

0時を回った辺りでやっと男が帰った。それを確認したKは恐る恐る男が居たところへと向かった。

そこは公園の整備されている砂地とは違って、土で足場の悪いところだ。落ちてる枝を踏みつける度にバキ、バキ、と音が立つ。もしかしたらあの男が戻ってくるかもしれないし、なるべく音を立てないように近付いていった。

そしてようやく、男が何かをしているところへと辿り着いた。そこはまた、背の低い木々に囲まれてて視界が悪かった。だが、Kは確かに何かがあるのが分かった。

よーく目を凝らしてそこを見てみるとそこに、




___バラバラになった人の死体を見付けたんだ。




冬だったってこともあって臭いはそこまでじゃなかったが、何よりも見た目がとんでもない。めった刺しの上にバラバラにされている。

これはとんでもないものを見たってことで、慌ててポケットにある携帯電話を取り出して、警察に電話を掛けようとした。とりあえず死体から離れたくてその場から歩こうとしたとき___




ゴッ






*****



てな感じで、次の日に男は殺人の容疑で捕まった。Kは″なた″で頭を真っ二つに割られていたそうだ。いやぁ、怖いよなぁ。Kも好奇心で近付かなければ死ななかったのにな。




え、何でKの話を知ってるかって?




___何でだろうな?



好奇心ほど恐ろしいものはない。

Kは自ら道を外れてしまったのですから。


さて、あなたはどうでしょうか?




part1 ちょっとした御話

part2 親不孝

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