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《ぼく》シリーズ

善意は偽善

作者: 武智舞

ぼくシリーズ第六弾

「××の秘密、○○が言いふらしてたよ」


「××の口から言うべきことか、わからなかったけどね」


 そうですか。ところで△△、以前、ぼくのことを鼻で笑いましたよね?


「××のために言うけど、××の作るものには魅力がないわ」


 と、言ったよね?


 ぼくがどれだけ傷ついたが知らないよね?


 知ってたよ。


 あなたには何も文句は言わなかった。


 無駄だって知ってたから。


 それなのに、他人が言ったことには憤りを覚えるんだ?


 五十歩百歩だって言いたくなったよ。


 でも、言わない。


 言えば、ぼくはお前を殴ってしまう。


 お前が昔言っていたとおり、ぼくは意外と感情的なんだ。


 たくさん大人を困らせたよ。


 だから、せめて心の中でお前を罵るよ。


 表では、お前の善意を満たすだけ笑ってあげる。


 この偽善者め!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者が 小説を描くことで 何かしらの 心の安定を 保たれてるよう感じました。 これからも こうした 心の憤りを表していき 大作に繋がると いいなぁ〜。と、感じました。 私も、相当の偽善者か…
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