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禁句を乗り越えた先は  1

皆様、「禁句を乗り越えた先は」を選んでいただき   ありがとうございます!

・禁句とは何なのか!

・どう乗り越えてゆうのか!

想像しながら読んで頂けると嬉しいです!

「私、アイドルになりたいの」

春井奈美 17

 私のこの夢は跡形もなく消え去った。

この夢を もった1ヶ月後...

手で頭の上の妄想を消す。

「もう、考えたくもない。 なんでこうゆうことになるわけ?!」

ルー・デイゴント 18

 「あんなにダンスも歌も練習したのに!! なんか知んないけど、何? 転生ってやつ? ワケわかんない。しかも、男だし?!!」 ズボンの中を見る。

一重に灰色の髪のメッシュ。服は灰色に黒の帯。前世の記憶を昨日思い出した。ルー・デイゴントは 男だ。記憶がよみがえるまでは普通だったのに春井 奈美の記憶を思い出してから男としての喋り方を忘れてしまった。

「デイゴント様、朝のお食事の時間でございます。」

全く眠れなかった。目を擦りながら階段を一段ずつ 降りて行く。

 「デイゴント様、寝不足でこざいますか? また、窓から抜け出して空をお飛びになっていたのではないでしょうねぇ?」

髪は白色。腰ぐらいのフワフワ。カチューシャは灰色。服はブラックと白のロリータ。顔は誰もが見とれる可愛さなメイドだ。 

(どれだけ、白が好きなんだ。そういえば、魔法の使い方がどうも思い出せない。 まずい。どうレッスンの時誤魔化そう...)

「デイゴント様?」 メイドが顔を覗き込む。

「ま、まさか。わ、俺空なんて飛べないよ。」

前世の記憶がよみがえりすぎて今の記憶が曖昧になってしまっている。

 「そうですか。あれほどデルン様に怒られていてそれは少し、厳しいですよ。」

デルン。ルー・デルンは、デイゴントの父上。黒髪の灰色メッシュ。顔はつり目で怖め。 服は黒に茶色の帯。 少し怪しむメイドを気合いで降りきり無視。 内心汗だくだけど。

今日の食事は、三段パンケーキ。バターのせ。18にもなってパンケーキ。少し恥ずかしい気もするが私... 俺はパンケーキが大好き。

 「ありがとう。パンケーキ大好きだから嬉しいよ。」

少し微笑んでパンケーキにナイフを当てた。 ふっと微笑むメイド。

「それは、よかったですね。一昨日はあんなに嫌がってましたのに。」

少し切られたパンケーキの上で手が止まり呆然とする。

 「えっ、」

 「デイゴント様、昨日辺りから少しおかしいです よ。空を飛んでいないなんて言われたりパンケーキ はお好き、喋り方はどこでそんな言葉学んだのです か?」 困り眉で必死に喋っている。こんな姿初めて見た。

 「それは!」

言い訳をしようとした

デイゴントを無視して話す。

 「なんかお困りならなんでもおっしゃって下さい!」

息を飲んだ。

「お、俺アイドルになりたい」

そう言った瞬間、目の前が真っ白になった。  

20XX年

 「まーさーと」

 「まさとー」

どこからともなく声がする。真っ暗で狭いし。

でもなんか、気配がする...。

 「まいー」

 「まーい」

まい? ふっと横を見ると誰かがいる。

「早く会いたいなぁ」

 「.....」

(声が出せない!?ていうか狭い!!!ん! もっ!)

 「痛ーい! 蹴られた。お腹動いたよ!見た!!?」

誰かが驚いている。

 「見た! 凄い動いたぞ! 生きてるんだな!」

(生きてる? ま、まさかここって... )

 「せまいね。ここ」

(お腹の中?!!しかも、もう一人いる!?

話せるの?!)

 「あなたにしか、聞こえないんじゃない? 心の中の声が通じ合ってるんだよ。」

(俺のはなし、全部聞こえてたってこと?)

 「うん。聞こえてた。」

(まじかよ。っていうかまた転生?... 転生? ここお腹 の中…地球っぽい? 転生っていうのかな?)

驚きが隠せない。

(今度は赤ん坊時代から前世の記憶もつの?なんか辛くね?っていうか前前世の記憶もあるんですけど。)

 「大丈夫。私もあるよ。産まれたら忘れる人がほとんど。」

って言われて早8年。

(忘れてない。)

どうやら、まいの方は忘れているらしい。

話を吹っ掛けても

「何いってんの? アホになった? 元々アホかー!」

とか言ってくる。だかしかし、いまだになぜ転生したのか分からない。アイドルになろうもまだ小3で しかも男。産まれてからずっと転生した理由を考え ているが分からない。

 「もーどうすりゃいいんだよー」

ベットに倒れこみ頭を抱える。

 「うっさい! 朝からうるさい。耳障り!」

妹に怒られた。髪ぼっさぼさの双子の妹に。

 「お前全く可愛げないよな! 小3のくせに!」

お陰さまでなんか知らないけど男の喋り方が身に付いた。多分、こいつのお陰。

 「あ?」

 「うっさいのはあんたら2人や!! 朝から騒がしい。もう少し静かに寝かしてーな!喧嘩するなら静かにしろ!」

パーマが絡まった白ワンピースを着た母に怒られた。産まれる前の優しさに戻って欲しいと何度言っ たものか。心の中で。

((喧嘩は静かになんてできねぇーよ。))

こういうときだけ声がハモる。心の中での声だけど。そんな喧嘩は日常茶飯事。 中学生になった頃、妹が言った。 

  「私、アイドルになる。」

宣言した。親が驚いてざわざわしている時、ふと思い出した。転生した瞬間の出来事。それは、

(アイドル!)

アイドルと言った時、転生したような気がする。

(私はカッコいいじゃなくて可愛いがいい。女になってアイドルをやりたい。)

そう願って発言した。

「俺も、アイドルになる。」

目の前が固まった。

(くる!)

でも、目の前の画像は動き出した。転生しなかった。

 「何いってんの?正気?」

突然のことに皆戸惑っただけだった。

(な、なんで。違ったのかな。)

でも確かにあの言葉 『アイドルにな...」 あの言葉を言った瞬間だった。何かを忘れている気がする。何だろう。何... 妹が言った。

 「アイドルになりたい。アイドル、目指しても良いですか?」

この言葉でハッとした。

(そうだ、『アイドルになりたい。』だ。)

妹も転生したのだろうか。そんなことを考えながら 唾を飲み込み言った。

 「アイドルになりたい。」

ふっと目の前が真っ白になった。

       

        「ここは!」





どうでしたでしょうか?!!

2巻、これからどうなってゆくのか!

・禁句を言わずに過ごせるのか!

・夢を実現させることはできるのか!

ハラハラドキドキですが、もし宜しければ2巻を待っていただき読んでくださると嬉しく思います。

どうぞ、宜しくお願い申し上げます!!!

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