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初雪が降る頃に  作者: 朱堂 泰雅
2/2

肌寒い

「飯野さんは何処から来たの?」

「えぇっと...」

授業終わりクラスメイトが一斉に

彼女の席を囲んだ

転校生が来るとよくある質問攻め。

落ち着いて話してくれないと

少し呆れた表情でその場を離れる

「悠翔~お前何処行こうとして~んの?」

「..何って、あの場から離れたいだけ」

「お前.少しは興味とか持たねぇの?」

「興味を持ったとしてもあの囲いに入りたくない」

「お前らしいな...」

ふと彼女のほうを見ると

彼女は楽しそうに話していた

「悠翔..お前もしかして猪野さんに一目惚れ..」

「調子に乗るな、違うから」

「..ごめん」

少し残念そうな顔でこちらを見て来る

その顔があまりにも腹が立ったから

一発腹に拳を入れた

効果は抜群のようで膝から崩れ落ちる

「おま"え"ッ、容赦がね"ぇ!」

「腹立ったから。」

「その気があって言った訳じゃねぇのに」

「通じるなら分かってて言ってるんだな」

「お願い、殺さないで..」

震えながらこっちを見る奏に

少し呆れてため息を吐く

そう言う気で言った訳じゃない

「殺さねぇよ」

「!流石俺のダチ」

「はいはい、」

そんな話をしていると外から

冷たい風が入って来た

「おぉ..もうすぐ冬って感じするなぁ」

「...な、」

冷たい風が俺らに当たる

その風は物凄く冷たかった

夏だったら気持ちがいい風だろう

冬なら、まだ耐えれる程度

「....肌寒いな」

予鈴が鳴り俺らは自分の席へと向かった

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