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つまらない記憶

作者: 高梁咲羅

 私は15の時、自分が成人したら命を絶とうと考えていた事を今日思い出しました。今まで沢山人を傷付けてきましたし、傷付けられてきました。幼い私は自分の事を傷付けた人間を必要以上に憎み批判する事でしか平然を装うことしか出来なかったのです。自分を守るために。しかし、自分自身の名誉を守る為だけにそんな事をする体力が段々と消滅し他の方法を模索し始めました。

第1歩として私は事ある毎に聞けそうな人物には聞き続けました。

生きる意味とは、目的とは。と

無論、意味や目的など無いのです。産まれるか産まれないかを選べないように生きている最中の事など誰も与えてはくれません。ならば、作るか意味が無いことを受け入れなければならない。

私は受け入れることが出来ませんでした。ですので何か作らなければ、と思い立ったのですが「自分らしく生きる」だの「出会う全ての人に感謝を」だのそんな綺麗事は似合わないしそれこそ死にたくなるので辞めました。考え抜いた末、私は今まで会った人やこれから会う最低な人間の復讐を人生の目的にしようと思い最高の復讐を思いついたのです。あなたならどうやって復讐しますか?私は復讐の為に自分の手を絶対に汚したくないので(刑務所なんてやだ)優しさで殺すことにしました。優しさは凶器です。そして優しさは猛毒です。優しくされると相手は憎みきれ無くなりますし願っても無いのに好意を持たれることさえあるのです。感情を殴れば殴られた痛みは一生消えず毒を注射すれば血液に乗って全身を駆け巡り一生抜けることなく相手の全身で生き続けます。好きになれない相手にこそ最上級の優しさという暴力でずたずたにしてやります。だから生涯、私は優しさで無差別に殺していたい。

何?つまらない話だなって?最初に書いてあるじゃありませんか。つまらない話だと。


ここまで読んでくれたあなたに心から感謝を

ではまた、暗くて狭い部屋から愛を込めて。



中二病かな

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