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第2話 そしてあれからウン百年


 ハル兄が千年を終え、しばらくしてシュウさんと冬里がほとんど間をおかずに千年を終えた。


 そして今、俺も千年を終えようとしている。

 色々あったな。

 ぜーんぶ話そうと思ったら、それこそ千年かかっちまう。なのでそれは割愛するとして。


 概ね楽しかったな。

 特に由利香さんっていう、春夏秋冬を知る百年人に出会ってからは、ほとんど。



 俺は特にどこで千年を終えようとか、考えてなかったんだけど。

 今、なぜか鞍馬山にいる。

 前に来たのはいつだったっけか。

 椿と由利香さんと、冬里とシュウさんがいて。

 そうそう、鞍馬山から下りて下鴨神社へ行って、そんとき椿に俺たちの事をカミングアウトしたんだっけな。千年人だって。

 なっつかしいなー。


 けど俺は、何でここへ来たのか、まだいまいちわからないでいた。

 まあここは思い入れのある1つの場所だけど。

 でもそれなら、『はるぶすと』があった★市でも良いんじゃないかとか(もうとっくに★市はなくなってるけどね)。で、行っても面影もないけど、昔、店があったあたりとか?

 それに比べると、鞍馬山はあんまり変わってなくて、山も「よく来たのお~」とか言ってくれたし。


 まあ、思い出に浸って消えて行くには、ここは人気ひとけもないしちょうど良いか、とか思っていた矢先。

 どこからか人の話し声が聞こえてきた。

 その話し声はだんだんこっちに近づいて来てるようだ。俺はどうしようかな、と思ったけど、山歩きしてる人なら挨拶してやり過ごせばいいかとその場から動かずにいた。


 遠くに人影が見える。どうやら人数は4人みたいだ。

 そしてその4人は、ずんずんこっちに向かってやってきた。で、あるところまで来たときに気づく。

 え?

「千年人?」

 俺は思わず声に出していた。

 そう、その4人は4人とも千年人だったんだ。


 驚いている俺とは裏腹に、彼らは当然、と言うように俺の前に並んで立つ。

 何か話があるんだろうか。

「お前は、夏か?」

「へ?」

 皆、すっげえ美形なんだけど、その中でもいちばん美形で、けどいちばんこわそうな奴がいきなり聞いてきた。

「やめなさいよ、秋。怖がってるじゃない」

 と、隣にいた可愛らしい美形が言った。

 え? 女の子みたいな声だけど。

 で、秋って。

「ごめんなさいね! 突然で驚いたでしょ。貴方、春夏秋冬の夏、でいいのよね」

「えーと、まあそうっす」

 彼女、でいいのかな、の、ふわんとした雰囲気に、思わず答えてしまう。

「ああ良かった! 初めまして、私はバトンを受け取る方の、春夏秋冬の、夏よ!」

 そのあとに名前を言うのかなと思ったんだけど、何も言わないので俺の方から自己紹介をする。

「初めまして。俺はこれからバトンを渡す方の夏で、朝倉 夏樹って言います」

「あさくらなつき? え? 夏じゃないの?」

「へ? いやいや夏ですよ。で、名前が、朝倉 夏樹っていうんです。そんなことよりあなたの名前、教えてもらっていいですか?」

 俺は変だな、と思いつつ、いちおう聞いてみる。

 すると、今までホウホウと言う表情で俺たちの会話を聞いていた、とっつきやすそうな美形が嬉しそうに言った。

「やっぱり、伝承は合ってたんですね。今までの春夏秋冬には、個別の名前がある、そうですね?」

「え?」

「僕たちは純粋に、はる、なつ、あき、ふゆと言うのがそのまま名前なんですよ。だから、僕が春。そして彼女が夏。あのぶしつけなのが秋。で、その向こうのが冬」

「てめえ、ぶしつけってなんだ、春」

「ぶしつけだからぶしつけって言ったまでですよ秋。ああすみません、どうぞよろしくお願いしますね」

 その春さんは、後半を俺に向けて言った。

「あ、はい……」

 なんとなく新しい春夏秋冬のことは理解したけど、なんかあの秋って人、こええ~。同じ秋でもシュウさんとは全然違うんだ。


「で? 他の人はどこにいるの?」

「へ?」

 いきなりそんなことを言いながら、キョロキョロと辺りを見回す夏さん。

「貴方が夏だから、春と秋と冬がいるわよね。その人たちは?」

「え? ああ、それは……もうみんな千年を迎えたんで、その、……消えました」

「え?」

 しばらくポカンとしていた夏さんが、いきなり頬に手を当てて叫ぶ。

「ええーーー?!」

 そして早口でまくし立て始める。

「なにそれ、なにそれ。なんで先に消えるの? 千年迎えたって、じゃあ貴方は千年以上たってるのにまだ消えてないの?」

 また何か話がかみ合ってないような気がする。俺は救いを求めるように春さんを見る。すると春さんは「まあまあ落ち着いて」と、夏さんをなだめてからおもむろに話し始める。

「コホン、いいですか。伝承によると、今までの春夏秋冬は必ずしも全員が同時期に現れる訳では、ありません。ですよね?」

 いきなり俺に振ってくるので、まあその通りだからウンウンと頷く。

「なので、消える時期もまちまちなのですよ。そのため、最後に残った春夏秋冬、今の場合は夏が次へバトンを渡す役目を担っているんです。ですよね?」

 また振ってくる春さんに、またウンウンと頷く俺。

 感心したように聞いていた夏さんが、何かに気づいて済まなさそうに俺に言う。

「他の人は全部消えてるのね。ごめんなさい、何も知らなくて変なこと聞いて」

「いえいえ、俺の方こそ、俺たちみたいなのが普通だって思ってたから。でも、全員一緒に現れることもあるんすね。だったら楽しくていいっすよね」

 シュンと落ち込む夏さんを慰めるように言っていると、その向こうから不機嫌そうな声がした。

「なにのんきなこと言ってるんだお前は。全員一緒に現れるのは、俺たちが最初で最後だ」

「最初で最後?」

「またまた秋は。ああ、ごめんねえ。彼の言うとおり、全員一緒に現れる春夏秋冬は、僕たちだけなんです。なぜって、僕たちは、最後の春夏秋冬なんです」

 聞き返す俺に、ふん! と顔を背けた秋さんの代わりに春さんが答えてくれた。

 え? でも今、聞き捨てならない事を言ったような。

「最後の、春夏秋冬?」

「はい」

「え? てことは、皆さんが最後?」「はい」「皆さんで終わり?」「? はい」「皆さんが、皆さんが消えたら」「??」

 今度は俺が頬に手を当てて叫んでいた。

「ええーーー?!」

 そして早口でまくし立てる。

「なんでっすか? なんでですかあ! なんで最後なんすか? ええ? そんなの聞いてませんよお」

「まあまあ落ち着いて」

 春さんがなだめてくれるのに、俺がまだアワアワしていると、秋さんが活を入れてきた。

「おいコラ! よく聞け!」

「はいい~」

「いいか、この世界はお前たちの代で春夏秋冬の言い伝えを果たした。春夏秋冬とそれを知る百年人が揃い集まって、秩序を春夏秋冬の夢となした」

「……あ」

 俺は唐突に思い出す。由利香さんが身体を離れる少し前に、お別れを言いに行った時のことを。

「しばらくは混乱していた秩序も、時を経て、ほとんど収まるところに収まっていった。そこまでがお前たちの役目。で、ここからは俺たちの出番だ。お前たちの夢は、これまたほとんどの春夏秋冬が良しとしている。個々を生かしながら調和のとれた平和な世界。よく考えたな」

 ここまで来て、やっと、秋さんが笑ってくれる。とは言え、ニヤリと言う擬音がつきそうな笑いだったけど。

「俺たちの役目は、この夢が定着するのを見届けること。それを見届けたら俺たちは千年を待たずに消えることになる」

「え? それってあんまりでは……」

「そんな顔すんな。今までだって千年を待たずに消えた奴はいっぱいいるだろ」

「はあ、まあ……。だけど皆さんは最後の春夏秋冬なんすよね」

「現時点では、な」

「?」

 またニヤリと不敵な笑みの秋さん。

「もし今後、また自分勝手する奴が登場してこの夢がゆがみ始めたなら、春夏秋冬もまた現れることとなる。そして、またすべての秩序が春夏秋冬の夢となるんだ。まあそんな状態はなるべく来てほしくないけどな」

「……ああ」

 俺は、なぜかわからないけど妙に納得する。

 今までも、きっと春夏秋冬と言う名前じゃなくても、世界のゆがみを修整してきた存在があったんだろう。今回はそれが俺たちだったってだけだ。

「よく覚えておきな」

「はい」

 すると今まで俺たちのやり取りを見ていた春さんが、「ちょっと聞いてもいい?」と言うので、俺はもちろんという意味で頷く。

「えっと、夏樹、だっけ。君のお仲間ってさ、いつ頃消えたの?」

「え? 春夏秋冬っすか? えーと、ハル兄……、あ、春が一番早くて200年程前で、秋と冬はほぼ同じ頃、100年くらい前っすかね」

「わあお。じゃあ君はそのあと、ひとりぼっちになっちゃったの?」

「ええ、まあ……そうっす」

 驚く春さんに、俺は苦笑して答える。

「でも、これまでの春夏秋冬はずっとこんな感じだったみたいっすから」

「ああ、そうか、そうだね。けど、なんて言うか……、寂しい」

「夏樹、えら~い! たった1人でここまで秩序を護ってきたのね。うぬ、あっぱれ~、褒めて使わすぞよ」

 ちょっと言いよどむ春さんの言葉にかぶるように、夏さんが元気よく言ってくれたので、俺も気持ちが軽くなる。

「ありがとうございます! いやあ、ホント大変だったっすよお、って、実はそんなに大変じゃなかったんすよ。千年人は他にもいますもん。それからね、俺の出会う百年人っていい人ばっかでそんなに寂しくはなかったっすよ」

「なあんだ。心配して損した」

「私も褒めて損した」

「あ、2人とも、なんすかそれ。ひどいっすよお」

 そのあと3人で顔を見合わせて大笑いする。ここへ来てやっといい雰囲気になってきた。


 良かったあ、と思っていたのに。

 あれ?

 ふいに上の方から、誰かに呼ばれたような気がした。

 思わず空を見上げると、夏さんが「どうしたの?」と聞いてきた。

「いや、誰かに呼ばれたような……」

「ああ、もう行くんだな」

 秋さんがそう言うのに、ハッと気づいて自分の手を見る。

 指の先から溶け出したオレンジに輝く光が、上へ上へと昇っていく。

 オレンジは俺のパーソナルカラーなんだよな。

「綺麗……、元気はつらつの夏樹にぴったりの色」

 夏さんが夢見るように言ってくれる。

「あとは安心して俺たちに任せておけ」

 秋さんはまたニヤリと笑って言ってくれた。

「君たちの春夏秋冬によろしくね」

 春さんはちょっぴり名残惜しそうだ。

 で、冬さん……、ええ?! そう言えば冬さんってば、一言もしゃべってないっすよお!

 俺は慌てて冬さんを見て、頭を下げる。

 すると冬さんは、しかめつらしい顔をただこちらに向けただけだった。

 寡黙な人なのかな、うちの冬とはえらい違いだ。怖くて本人には言えないけど。あ、でも、怖いのは同じだな。

 そんなことを考えているうちに、どんどん視界から世界が消えていく。

 あ、俺が消えてるのか。

 ありがとう、夏さん、秋さん、春さん、そして冬さん。

「ご苦労、ゆっくり休め」

 最後に聞こえたのは、厳めしい冬さんの声だった。


 俺はなんだか嬉しくて、けどとっても静かな気持ちで、空へと溶けていった。




「夏樹、おい、夏樹」

 誰かが呼んでる。

 ここ、どこだ?

「お前こんなに寝起きが悪かったのか。初めて知ったぜ」

 ん? この声、聞き覚えがある。

 椿によく似てる。

 え? 椿?

 そこで俺は、初めてきちんと目をあけて焦点を合わせる。

 そこにいたのは、

「おわ! つばきい~」

 紛れもなく椿だったんだ。

 しかも、初めて会ったときとそう変わりない若さの。俺はもう、嬉しくて嬉しくて、思わずガハア! と擬音が聞こえるくらいの勢いで椿に抱きついていた。

「うわ! 何するんだよ、気持ち悪い! はなせ!」

 椿はそんな俺を引き剥がそうとするんだけど、火事場の馬鹿力? の俺にはかなわない。俺はしばらくオイオイ泣きながら、椿にくっついていた。


「もう、いい加減にしなさい」

 しばらくは何事もなかったんだけど、あんまり俺が離れないもんだから、誰かにパシッとはたかれる。この感じ、これも知ってる。

「由利香さあ~ん」

 やっぱり由利香さんだ。

 俺はようやく椿から離れると、今度は由利香さんに抱きつきに行こうとして。

グェ

 後ろから首に腕を回した椿に止められる。

「調子に乗るな」

「ウゲエ、ぐるじい」

 降参! て感じで腕をパンパンと叩くと、椿は笑いながら拘束を緩めてくれた。で、腕を抜け出した俺はくるりと椿の方に向き直り、改めて片手を上げる。

パシン! 

 久々の片手ハイタッチ。

 そこでようやく椿がニヤリと笑って言う。

「おかえり、夏樹。700年も待たせやがって」

「おう! けど椿、やけに若いじゃん」

「お前に合わせたんだよ」

「ハハ、そうだよなあ。じいさんじゃ調子狂うもんな」

 こんな会話も懐かしい。全然変わってない。

 変わってないと言えば。

「由利香さん! まあお若くなられて」

バシッ

「いってえー、なんなんすかもう」

「おばあちゃんの方が良かったですって? 悪かったわね」

「んなこと言ってませんって」

 3人でじゃれ合っていると、また誰かがやってくる気配がする。


「夏樹、おかえり」

「おかえり~元気そうだね」

 

「ハル兄! 冬里! ただいまです」

 それはハル兄と冬里だった。こっちも全然変わってない、と言うより千年人は変わらないのが当たり前なんだけど。

「お帰りなさいませ。相変わらず好男子でございますな」

「へ? 九条さん!」

 その後ろから九条さんが。

「ほんまや、ええ男はどこで見てもええ男なんやな」

「お帰りなさい、ご無沙汰してます」

 で、総一郎さんと綸さんが。

 シギが、鷹司さんが。

 そのあとは、坂ノ下ファミリーと滝ノ上ご夫妻が。そしてそして、依子さん、響子さん、ネコ子にタマさんまで!

 ああ、そうか。

 何がそうかって? あのさ、俺は千年人なんだから、千年分の出会いがあった訳よ。まあ、春夏秋冬は置いといて。だから本当なら千年分のお出迎えがあっても可笑しくないんだけど、それではあまりにもぎゅう詰めになっちまう。

 なので、今ここには『はるぶすと』で過ごした頃の懐かしい人だけが来てくれてるんだと気がついた。

 そして驚くなかれ、そんな人並みの後方に、いつの間にか『はるぶすと』が現れていたんだ。しかも庭付きで。

「今から夏樹の歓迎会よ、というよりお帰りなさいパーティ、みたいな?」

 驚いてる俺に、由利香さんがちょっぴりいたずらっぽく声をかけて、椿とともに店の方へと歩いて行く。

 他のメンバーも皆、楽しそうに嬉しそうに店へと向かっていく。


 けれど、俺が一番会いたいと思う人だけがいない。

 キョロキョロとあたりを見回しても、やっぱりどこにも影さえ見えない。どうしたんだろうと肩を落として仕方なく店の方へと歩いて行くと。

カラン

 懐かしいドアベルの音がして。

 『はるぶすと』の玄関に、その人は微笑みながら立っていた。

「シュウさん!」

 思わず声をかけたんだけど、シュウさんは次々やってくるお客様のお出迎えに忙しくてこちらを見ている暇はない。

 俺だってプロだからお出迎えの邪魔はしたくない。だったら店には最後に入ればいいんだなと、少し手前で足を止める。そんな俺の肩をポンと叩いて、冬里がニッコリと微笑みながら横を通り過ぎて行った。

 ハル兄が店の中へ消え、冬里がそれに続く。

 すれ違いざま、冬里に何か耳打ちされて苦笑いしていたシュウさんが、こちらに向き直った。

 目が合っても、俺は何も言うことが出来ずにいた。そんな俺を優しく見つめていたシュウさんが、ゆっくりと、だけどしっかりと言葉を紡ぐ。

「おかえり、夏樹」

 俺はしばらくシュウさんの声の余韻をかみしめたあと。

「ただいま! シュウさん」

 嬉しくてちょっと大きめの声で返事を返すと、シュウさんは、いつもの、俺の大好きな笑顔になる。

「おつかれさま、ひとりでよく頑張ったね」

「……シュウさん」

 その言葉に、俺は胸がジンとして思わず声が詰まる。

 瞳をウルウルさせる俺を困ったように見ていたシュウさんは、今度は目を見張るくらい綺麗な笑顔で、俺の方に手を差し出した。


「おいで」


「……、はい!」

 スンと鼻をすすったあと、満面の笑顔で良いお返事をした俺は、その手を取るべく走り出した。






―――あ?

 唐突に目が覚める。

 え?

 また、ゆめ?

 え? え?

「!!!」

 すんでの所で大声を出すのをこらえ、俺はガバッと飛び起きていた。

 枕元の時計を見る。

 わお! いつもより30分も遅い、寝過ごした!

 と思ったんだけど、ふと示されている曜日に気がついた。

日曜日(SUN)

 ああ、今日は店は休みか。


 だけど、だけど、何なんだよ今の夢!

 俺はどうしても2人に聞いてほしくて、この時間なら2人とも起きてるよな、と部屋を飛び出して行った。

「シュウさん! 冬里! 聞いて下さいよお。なんか2本立てで変な夢見ちまったんすよお!」







ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

すわ!『はるぶすと』も、とうとう最終回か!? と思われたかもしれませんが、何のことはない。夏樹の夢のお話です。

ですが、この夢、実は正夢です(えっ?! 笑)

こんなご時世、筆者もいつどうなるかわかりませんので、もしもの時のために『はるぶすと』はこんな感じで終わりますよお~としたためておきました。

まあ、あれです、生前葬みたいなもんです。て、違うやろ~。

とはいえ、どこにいても彼らは変わらず彼らのままですね(笑)

これからも『はるぶすと』の物語は続いていきます。どうぞご安心を。

『はるぶすと』は明日も通常通り営業しております。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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