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※そのうち連載にしたい※

タイトル未定の現代ダンジョンもの

作者: まいかぜ
掲載日:2020/09/20

(-10years) 世界が変わりはじめる真夜中に

 それが夢だということは、不思議と理解できていた。


〝こんばんは〟

 殺風景というのもの、何かが違う。どこに目を向けても、何もかもが真っ白な空間にぽつんと一つだけ浮いている()()()が、私に囁く。

「こんばんは」

 固定された照明のよう、一所(ひとところ)からぴくりとも動かない光の卵。

 直接見つめても目が眩むほどではない輝きが、ゆったりと瞬くかのよう、辺りがすっかりと暗くなってはしまわない程度に明滅する。

〝さっそくですが、私に名付けていただけますか?〟

 突然の申し出を不審に思う(いとま)もなく。()()の名は、名付けを求められた次の瞬間、私の口からぽろりと零れ落ちていた。

「ラスティール」


 ――それが、私とラスティール(ラス)の出会い。

 誰も知らない、けれど確かに世界が変わった夜の一幕。


   ◇ ◇ ◇


『地球の皆様、ごきげんよう』

 宇宙(そら)の彼方から流星の如く飛来して、地球に下り立った()()()()

 世界中のありとあらゆるネットワークを一斉にジャックした「代行者」を名乗る超常の存在は、協定世界時2020年10月31日正午をもって、地球を含む太陽圏(ヘリオスフィア)が銀河連盟に属する高位次元知性体へと相続され、それに伴い地球に対して大規模な環境調整が実施されることを、地球全土の()()()()()()()()()()()()()()で発信した――。



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