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一話
「魔法それは天から授かりし、特別な力である。
そしてそれを使い、地位、名誉、権力その全てを得ることができるものだ。
かつて、魔法を使ってこの世界を破滅へ導いた奴がいる。そんなことが2度とあってはならぬのだ。よって我はここに魔法省を開設を宣言する。」
ある日を境に全人類は魔法を使えるようになった。それはこの世界により良い繁栄をもたらした反面、この世界の衰退を著しく早めたのだ。
「えー、先ほど入ったニュースです、魔法省の第三席に新たに抜擢された人。なんとその歳は、、。」
そんな声がテレビから聞こえてきた。
「興味ないね。」僕はそう言った。
「そんなこと言ったらダメでしょ。彼らのおかげで私たちは魔法を安全に使えるんだから。」と母さんは言った。
「今日から配属されるんでしょ。第四部隊に。」
「まあね。給料上がるといいんだけど。」
「あらもうこんな時間。いってらっしゃい純。」
「行ってきます。母さん。」
この物語は、主人公 海王純の魔法省での物語だ。