プロローグ
私は腐女子だ。
腐女子と聞いてピンと来た方は握手をしましょう。大丈夫、私は地雷のない女…どんなジャンルでもこの無い胸で受け止めて見せましょう。ピンと来ない方はググれ、もしくはこの時点でサヨウナラしてください。
まあ、ともかくとして私は腐女子、腐っても女子だったわけである。
それなりにお洒落はしていたし、趣味を隠してはいたが彼氏もいた。それなりに花のJK時代を女子として謳歌していたつもりだ。
なのに、なのにである……。
あ…ありのまま、今、起こった事を話すぜ!朝起きると無いながらもささやかに主張をしていたハズのバストがなく、変わりに股間にフランクフルトがぶら下がっていた、しかも見上げた先にあるのは知らない天井。な… 何を言ってるのかわからねーと思うが私もわからない………。
夜普通に寝て、朝起きてみたら身体が男に変わっていた。
つまり、そう言うことである。
「いや、どう言うことだよ!」
と、自分のモノローグに対してツッコミを入れても現状の混乱状態は依然として回復されることは無い。
「声まで低くなってるし……」
良く通る腰に響くような低い声に、細く靱やかながらも男らしさを感じさせる手に腕、いつもより高くなった視点。そのすべてが、母の胎内から18年間共に過ごした身体のものと違うとはっきり告げていた。というか黒いネイルとかした覚えなさすぎてその時点で疑問を感じたんだったな私……。黒とか中二かな?バンギャかな?
ふざけた思考がとぐろを巻き、永遠と解けることのない混乱ループに陥る私には「コンコン」と扉をノックする音は聞こえなかった。だからだ。
突如目の前に現れたモノを見て大絶叫を上げた。あんなに大きな声を上げたのはあとにも先にも、この時だけであろう……。それぐらい、驚いたのだ。
なにせ目の前にライオンの頭と腕、鷲の脚、背中に4枚の鳥の翼とサソリの尾を持つ、おおよそ人間とは呼べない様なものが突然現れたのだから。
そして叫びながら理解した。
あ、ここ私の知ってる世界じゃないわ……と。
調子に乗って文才もないくせに書き始めてしまいました。完全に見切り発車です。プロット?さて何のことでしょうね……( ˇωˇ )状態にいます。起承転結はしっかりメモしてありますが、完結させられるかもわかりません。誤字脱字に乱文失礼とは思いますが、それでも読んでいただければと思います。よろしくお願い致します。