11・涼の忙しい一日
久し振りです。あるゲームにはまってしまって、書けませんでした。
「テストも終わって、やっと野球に専念出来るなぁ〜。」
「お前は無理だろ。」
皆さん久し振り、涼です。
「何で、俺だけ無理なんだよ!」
こいつ忘れてるよ。
「前回のテスト、赤点だった人補習だぞ。」
そう、淡田は赤点だったのだ。しかも、2つも。
「なにぃ〜!聞いてないぞ!」
ほんと相手してると疲れる奴だな。
「どうせ、HRの時寝てたんだろ。そろそろ、部活の時間だな。じゃあな。」
「待ってくれ!俺はどうなる!」
どうなるって、補習だろ。
「監督には言っておくから心配するな。」
「そろそろ行くぞ涼。」
「おっ!狼。今行く。」
狼も来たことだし、淡田はほっとくか。
「待て〜!」
うるさいなぁ。
「無視か!?俺ら親友だろ!」
狼とは親友だが、淡田とはギリギリ友達なので親友になった覚えはないな。
「お前ら〜覚えてろよ!いつか仕返ししてやる!」
それだけ言って走って何処か行った。
「監督。」
「なんだ。」
「淡田は補習があるので今日は来れないみたいです。」
「分かった。」
監督と話すの苦手なんだよなぁ。なんて言うかな。雰囲気かな。
「涼!もう一人はどうした?」
宗助先輩だ。
「補習です。」
「補習かぁ〜。俺はぎりぎりセーフだったなぁ。練習頑張れ!」
「はい!」
狼探すか…
「狼〜。探したぞ。どこにいたんだ?」
やっと見つけた。
「ちょっとな。それより練習するか。」
「そうだな。」
まずは肩をあっためてと。
「そろそろいいか?」
だいたい暖まったな。
「いいぞ。」
「じゃあ投げてくれ。今日はなるべく指示したコースに投げてくれ。」
「了解。」
バン。
バン。
バン。
やっぱコントロールは難しいなぁ。
バン。
バン。
「もう少し、球速を。」
「あぁ。」
やっべ。コントロールに気をつけ過ぎて、球が遅くなってしまった。
バン。
バン。
バン。
「今日はこの位だな。」
「そうだな。じゃあ帰るか。」
「最近どう?沙代とは?」
ちょっと気になった。
「どうした?いきなり?」
「最近話してんの見てないから。気になった。」
「それは涼が寝てるからだな。ちゃんと話してるぞ。」
「そうか。ならいいけど。」
寝てる時にしゃべってたのか。
「また、明日な。」 「えっ!?」
ちょっと考えてたら、もう家だった。
「じゃあな。」
「あぁ。」
眠いな。寝るかな。
ガチャン
「ふぅ〜。疲れた。」
ブーブー
携帯か。
誰だ?
母さんか。
「もしもし。」
「あっ!涼ちゃん?」
なんで疑問。
「どうした?」
「今日の夕飯作れないから伊井さんの家に行って食べてきて〜。」
いや。迷惑だろ?
「今、涼ちゃん、迷惑だろ?とか思ったでしょ。大丈夫よ。涼ちゃんに電話する前に言ったから。」
「分かった。」
「じゃあね。涼ちゃん。」
「あぁ。」
なんて身勝手な。
夕飯まで時間あるし、寝るか。
「淡田〜。何度言ったらわかるんだ?」
「もう7時ですよ。帰らせて下さい〜。」
「これが終わるまで駄目だ!」
「え〜。そんなぁ〜。何で俺だけ。」
「お前が悪いんだろ!」
それから一時間淡田は地獄にいました。