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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

二人だったら。

作者: 飴金魚
掲載日:2013/05/03

少し意味が分からないかもしれませが、よんでくれたら幸いです。

「私、(いちご)が好きだったの」

へぇ・・・。俺も好きだったな、苺。

「よく昔母が買ってきてくれてね、いつも妹と食べてたんだ」

そいつは羨ましいな。妹と仲いいんだな。

「でも、ある日ね。母が死んだの。自殺で」

・・・・・・・。

「妹はすごく泣いてて、泣きやむのに3日もかかったのよ。本当にまいったわ」

・・・お前は辛くなかったのか?

「辛かったよ。だってすごく好きだったもん、母が」

・・・・そうか。

「でも・・」

でも?

「もう良くなってきたんだ」

なんで?

「だって私、好きな人が出来たんだもん」

そいつはいい奴なのか。

「うん。いつも私をかばってくれたの。そしていつも私に優しくしてくれたんだ」

そいつ、お前の事がとても好きだったんだな。

「・・どうだろう。もしかしてそんなに好きじゃなかったのかもね」

どうして?

「だって、もしそうだったら私こうしてなかったもの」

・・・・後悔してるか?

「いや、してないよ。だからそんな顔しないで。」

また、会えるかな。

「うん。会えるよ、きっと。多分未来になっちゃうかもしれないけど」

恋って残酷だな。

「どうして?」

好きなのにコッチを向いてくれないだけで人間が罪を背負うなんてな。

「それはアナタだけかもよ、××さん」

・・かもな。でも、お前が悪い。

「ふふ。どうしてかな?」

だってコッチは真剣だったのに君はコッチなんて見てくれなかった。

「そんなのわからないわよ」

ほら、そうやってすぐ俺をからかう。

「ああ、ごめんごめん。そうね。あなたは強いもね」

・・・・好きだ。君が。

「うん。私も好きだよ」

じゃあ、そろそろ行こうか。

「そうね。またあっちで会いましょ」

多分すぐ会えるよ。

「うん。すぐ・・・・」


ブチッ。


『○月○日○曜日。午前○時○分。○○市で25才の女性と37才の無職の男性が亡くなりました。犯人は女性をストーカーして自宅へ連れ込み、薬物を飲ませ、二人で首をつって亡くなった模様です。何故かその時の二人の会話がCDに残されていました。そして・・』



二人なら怖くないさ。

どんな事だって。

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