俺、魔法少女になれるだと
定番のネットカフェで、来瞳のアカウントでいつも一緒にするゲームをしている。
来瞳に助けてもらって以来、男の時のものが使えなくなった。もちろん、大体の物が爆発の中に燃えてしまったけど、生存がバレないために、自分のアカウントも使わないようにした。新しいアカウントが携帯番号の認証が必要なので、身分がなくなって、今来瞳のしか使えない。最低限、携帯を買ってくれた。それ以外、服と勉強の本も来瞳のお下がりなんだ。
自分の現状を考えていたところ、振動の音が耳に届いた。
スマートフォンから、メールのお届けのお知らせなんだ。机に置いてある灰色のスマートフォンを取って、画面を弄り始めた。
俺はメールのアプリを開いて、差出人が来瞳のメールが画面に出た。
内容は「メインテナンスが午後まで続くようで、一緒に部屋で昼ご飯ができないみたい。一人で外食のは平気」
驚いことはないね。顔が前よりまったく似てないから、外にいても認識されることを心配する必要まい。
「OK」と返事して、カバンを取って、玄関で会計をして、近くのラーメン屋に向かう。
前には一人で外を出歩いたことがあるので、この町に結構慣れている。町といっても、都市より広さがないんだ。田舎の商店街と言える。来瞳の学校の生徒や住民もよくこの商店街に行く。寮のメインテナンスと休日のせいか、私服の学生が多く見えそうだ。
ネットカフェからだんだん離れて、角を曲がると、ラーメン屋が目の前にある。
いつも通り、玄関に漂っているラーメンの匂いが俺の鼻に届いて、あまりお腹が空いてなさそうだった俺も食べざるを得ないことになる。
「いらっしゃいませ。あら瞳ちゃん、お昼食べに来たのですか」
玄関を通って、ラーメン屋の女将さんと顔合わせた。
「ええ、定番のお願いします」
「はい、少々お待ちください」
このラーメン屋は部屋で食事できない時、行くので、いつもお世話になる。一応、来瞳の友達がよく来瞳の部屋で、女子会をするので、よく訪ねるんだね。
着席して、食事を待つ。その美味しいラーメンを口に入れることを楽しみにしている最中に、外から聞き覚えのある音がした。
同じ音を聞こえたラーメン屋にいる他の客も一斉に食事をやめて、顔を上げた。この音は隕石警報だね。
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種川女学園の道場の更衣室で、練習が終わったので、来瞳は制服に着替えていた。
寮のメインテナンスのせいで、また、瞳と一緒に食事できなかったので、ちょくちょく溜息をついている。それに、彼女が一人で大丈夫か、ちょっと不安な気持ちもする。
「来瞳ってさ、最近変わったね」
柔道部の先輩部長
「え、どういう意味」
「前には皆と仲良かったが、最近よく部屋にこもっていて、皆に来瞳の部屋で寝泊まりもさせないことになった」
それを聞いた来瞳は前に外で待たせて、その後風邪を引いた 瞳 のこと思い出して、ちょっと心が痛む。
「一人で、ゲームを集中したいから」
「まだ、あのゲームをやっているの、私とっくにそれを飽きったよ」
真実を言えない来瞳は瞳のことを話さないように精一杯舌を嚙んでいる。バレたら、彼女を会えなくなるから。
悔しさに沈んでいたところに、皆の携帯が一斉に鳴った。画面のお知らせを見ると、
応戦部:隕石落下確認、落下ポイントは商店街。至急出撃。
通信を受けた皆は手早く着替えして、まるで、映画で火事通報を受けた消防士のように、走り出した。
商店街......瞳が好きなラーメン屋は確かに......
ちょっと情報を整理して、来瞳は瞳のことを思いついて、体が冷えになった。瞳は尖鋭だったから、きっとうまく逃げるでしょう。でも、万が一何かあったら、今弱々しい彼女は.....
もう一度、場所を確認してから、ロッカーを閉めて、速足で、更衣室の出口に向かった。
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商店街の避難所に向かっている途中
俺はラーメン屋から出て、町の人を後追いしていて、共に避難所に向かう。悪の組織だったら、魔石装置の銃で、その異変機械と戦うことになるでしょう。でも、今なんもできない俺は皆と一緒に避難する。
戦い力が失って、残念だったものの、自分はあまり気にしないんだ。
向かっている途中に、ビームの音となにか崩壊されている音が耳に届いた。ビームを放つ異変機械の中には珍しくないもの。撃たれたくないなら、避難所のシールドのなかに入るべきである。
「皆、こっちに集まってください」
避難大使、町の自治体に任命されて、町の人を誘導する人。俺は彼の声に従って、避難所に到達した。
ひとまず安心と思うと、外からものが転落の音が響いた。一瞬、地震を感じたような音だった。そんな音を聞いて、無視できる人がないだろう。
振り返ると、さっき綺麗に畳んだ貨物の山が何かにぶつかられて、あっちこっちにバラバラになった。ちょっと、真ん中に小さな手がぶら下がっているみたい。
さっきの衝撃で、いくら装備が固くても、ある程度の外傷が出たよね。そう考えている間に、俺の体が勝手に動き、そこに向かった。
倒れている同じく小柄そうな魔法少女がいて、俺は女の子に声をかけた。
「おい、大丈夫ですか」
「ううう」
どうやら、俺の声が届いたみたい。
「大丈夫、動けますか」
まだ混乱しそうな女の子は俺に向けて、皺を寄せて、薄々真剣そうな表情をする。まずい、つまり危機が迫っている。
また振り返ると、背後にでかい異変機械がこっちに向いていて、ちょっと竜みたいで、口が光っている。って、それはビームじゃないか。咄嗟に、その光が眩しくなって、本能で腕を目にかざす。
(変身)
その光が消えた後、俺の周りがちょっと焦げた状態になって、魔法少女はまだ俺の前に倒れているが、驚きそうな表情をしている。
「貴女も魔装使いなのですか」
魔装使い、魔石装備使いのことよね、魔法少女たちの公式の呼び名。って、俺が魔装使い、ないない。そんなこと!!自分の腕が見知らぬ服に纏われている。
武器もある。これは銃の形で、前に使っていたスナイパーより短い方で、真ん中がちょっと太くて、まあ普通の魔石によって機能の銃よね。確かに、魔法少女の中にはそういう装備の子が珍しくない。
そう思いながら、後ろから耳が痛くなる吠えがした。
あ、そうだ、あの竜はまだ現在のことをうっかり忘れていた。よし、久しぶりだが、まだ銃の撃ち方を覚えているはず。
俺は銃を構えて、竜に向けて、引き金を引く。
銃口は小さくて、丸柱の形状で、弾頭が丸く見えるものを吐き出した。そのものはあまり遠く飛んでなくて、放物線のように地面に落ち、ボールのようにグルグルする。あの竜と俺らの間に止まって、そして小さな爆発が起きた。
これ擲弾発射器じゃないか、しかも威力も射程も弱い。