表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

威力偵察 1-5


 えー、と、いうワケでですね、と室長。


 午後。


 全員が、室長個室に集められていた。


「矢嶋さんの配属を以て、ウェン担は第一期人員充足とします、明日から本格活動をお願いする予定です、そこで! 」


 スーパー〇ライ500缶を掲げて、つぐみん。


「今日はこれから部内親睦、キックオフ、懇親会とします、ハイ無礼講、みなさんご一緒に、かんぱーい! 」


「「「「「かんぱーい! 」」」」」


 コレはパワハラ、なのか? 。

 容赦なし、ハイスクールチームにも350缶


 下戸ならソレで、今ココで診断しておけ、と。


「わー、にっがー、マズー! 」


 大人の味に、洋子ちゃん、ぺっぺっ。


「ならワインもあるわよ、日本酒も」

「ビールはダメでした~」


 足元のバケツを指して。

「じゃあ、捨てちゃって」

「サーセン、それじゃ」


 ひょい、と太い腕が伸びる。


「物資を粗末にするな」

「あ」


 ごごっ、と秒で干して、矢嶋さん。


 洋子ちゃん、口許を押さえ、矢嶋さんを赤い顔で睨みしかし。


「どした」

「……なんでもないです! 」

 ふるふる、ちょと涙。


 あーら、とつぐみん。

 にまま。


「ごめんなさいね洋子ちゃん、そうね、ダメよね、モッタイナイ」

「なんでつぐ……いいですよ、モウ! 」


 かぱ、とその勢いでやおらワンカップを、わ。


 どかん。

 いろいろキレて、そのまま隣のクラスメートの胸元に緊急着陸。


「そうちゃんそうちゃん! 乙女の、乙女の純潔があああ! 」

「ああうん、よしよし、大丈夫、だいじょうぶだからね」

「何がよー!! 」


 ガールズの様子に矢嶋さん、電球がようやく点灯した顔つきになって、ああ、と。


「間接キッス、か、すまなかったな、レディ、アイザワ」

「いまさら口にだして言わないで~!! 」


 くつくつと、脇で、つぐみん。


「青春よねー」

「そうか? 」


「ええとその、その節は、どうも」

 と、しおらしく、350缶を両手で包み持ち、瀬戸くんがぺこり。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ