インターン 1-1
と云うワケで。
「東城附属高校2年B組、天森 創です! 右も左も判りません、そもそも社会人としてのからの学びとなりますが、精いっぱい、微力を尽くす所存です、宜しく御指導、ご鞭撻の程、お願い申し上げます! 」
「外局 綾香だ、こちらこそ改めて、宜しく頼む、期待する」
しっかりハンドシェイク。
綾香様がマネージャに置き直され、自分は、リーダーに。
で、ココが分室でトップが室長って何だか組織構造として複雑骨折だが、全体としてからが公安別係である「ゼロ」のまたまた別室が当局であるので、所管にも似つかわしい、怪異な形態そのものであるとも。
それとあと、サブリーダーが。
「ほーん、さっすがは日ノ本随一お上の街、霞が関やねぇ、赤坂ンのカビカビとは大違いやわぁ、えーねえーね」
ボッキュッバン。
レザータンクトップにホットパンツ。
ロングソバージュへとうぜんのようにグラサン決めた、見知らぬ“トランジスタグラマ”が定刻5分過ぎに悠然と歩み寄って来た。
胸元の入館証には、「紺野 敏」
赤坂から異動? 。
いや、こんな女性職員。
紺野サブ、ちょいとグラサンをズラし。
「どしたんしゅうちゃん、そんなハトが豆デッポなかおしよってからに」
そして。
けらけた笑い。
「「おこんさん?! 」」
天森と見事、ハモった
紺野サブ、にっと口を曲げて。
「おこん改め紺野 敏、本日現刻よりウェン担着任やあ よろしゅうな」
バチンとウィンク。さぶ、冷え過ぎやわとひとつぶるり身震い。