表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハートライフマン   作者: 廃本 ゴゴ
第一章 青年期 地元編
4/19

第3話 速報です

謎の女は綺麗めの茶色スーツ。メガネをかけた目が二重の女、身長170cm。

そして緑のドレスの女は、スーツの女に質問をする。


「『メモリリ』カハマ『ラアブ』カゼ クッマヌフウ タゾ ミリネタリド!」


スーツの女は呆れて、ため息をついた後。


「『パトス』今は『ナハザ』の言葉で喋れ。たまに人間が来る場所だ」


緑のドレス女『パトス』。スーツの女『メモリリ』。


パトスは不機嫌になるが話を進めるため仕方なく


「わ……わかっ…た。これで満足か」


メモリリは頷く。


パトスは笑みを浮かべ


「まさか『ラアブ』が復活したとは、また遊べるな」


「そうだな。今のあいつは『ハートマン』・『ライフマン』と言っているらしい。

だが少し予想外だ。『べベム』を延期する方針でいかせてもらうがいいか?」


メモリリの意見にびっくりしたパトス。


「なぜ……だ?もう準備はできたじゃ……ないのか?」


「お前の犬奴隷が揃ったら『べベム』をすると決めたが『ラアブ』がいないと

正直、『べベム』が面白くなく物足りないと思っている」


「そうか、まぁそこは君に任せる。だが『アイツら』の意見は?」


「『アイツら』がいる東京に今から向かって意見を聞くとこだ。

お前も東京で待っているぞ」


それぞれの聞きたかったことを全部聞き二人は、別々の目的のために別れた。






 その頃、(ミナ)見支(ミシ)は目的のラーメン屋でラーメンを食べている。

兄は醤油ラーメン。妹は味噌ラーメン・餃子・白米


「う……うまい」


三日ぶりの飯の味で、うまみ成分をゆっくり噛み締めて味わう。

妹は、兄よりも美味しそうに食べ、目一杯に口に入れ頬張る。

とても可愛く、食べる姿が(いと)おしく感じた。


昔ながらのラーメン屋でテレビで例の事件のことの件がニュースでやっており

察は、ここで自分が変身したハートのやつの名前を知る。見支も見ていたが

正直ニュースの話題はこれしかなく正直飽きていた。


「なんかハートマン・ライフマン、普通の名前だな。」


「兄ちゃんが寝ていた間これしかニュースやってない。ネタ擦りすぎでしょう」


「へぇ〜まぁマスコミその時だけ盛り上がってネタの味が無くなったら次の味の

するネタを探す、永久機関の完成だな!」


「なんかお兄ちゃんらしいこと言うね。久々に聞いた気が」


「いや見支、俺を何だと思っているのかな?」


「いや、だって三日間だよ、お兄ちゃん。それは久々でしょう。」


「まぁ〜そうか。ってか話変わるけど、あの事件めっちゃ人死んでたんだな」


「うん〜兄ちゃんの学校どうなるんだろうね?」


「う〜ん、多分クラス替えして足りない所を埋めると思う。あ〜でも見支の高校

受験どうなるだろ?」


「そうなんだよね〜せっかく勉強して模試の結果Bでやっと希望が見えたのに」


「そうだよな」


「うん、まぁお兄ちゃん先生に聞いてみてよ」


「そうだな、聞いておくよ」


ラーメンを食べながら三日間溜まっていたLINEを返す途中、びっくりすることが


「あ、死んだわ先生」


「え、嘘……」


「クラスLINEで来てたわ。うわ〜何だろう、この気持ち」


察は親が亡くなった時に行った葬式の気持ちになりかけていた。

しかし妹が受験勉強を今も頑張っている。ここは冗談を!


「まぁ……でもこれで美人の先生が来たらいいかもな!」


「何それ……でもイケメンの先生の可能性も」


二人は、なんだかんだ兄妹(けいまい)のくだらない会話をした。


何気ない兄妹たちの平凡な生活。二人でニュースを見ているとアナウンサーが


ーーはい……ここで臨時の速報です。現在スクランブル交差点でUMA(ユーマ)

らしき物が暴れていると言う。繰り返します……


 

















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ