36話目
36話
と、言う事で活気ある商業街を歩いていたわけだが、僕はある所に付いた。そこは一般的に教会と言われている場所だろう。
だが僕自身そこまで教会と言う所を知らないので本当にここが教会なのか確信を持てないでいた。でも、道行く人に危機ながら来たから間違ってはいないだろう。
僕は勇気をもって行くことにした。
その空きっぱなしの大きい扉から中に入っていく。
「こんにちは。」
「こんにちは。礼拝でしょうか?」
すると、出迎えたように扉のすぐそこには独特な服を来た女性がいた。多分この人はこの教会の助祭だろう。・・・だろう??
「神様の事が知りたくて来たのですが・・・。」
「それでしたら、教本をお持ちになりますので中でお待ちください。」
すると、僕が来た理由が分かったみたいで慣れているかのように教本を持ってきてくれる。女性は奥の方に行ってしまったので僕は言われた通り、椅子がたくさん並んでいるところに座る事にした。
こういう椅子は前世の教会で見る様な物と似たような感じで、そこまで親近感はない。そんな事を思っていると、数分もしないうちにその人は戻ってkチア。
「こちらが神様の事が書かれている教本です。」
「ありがとうございます。」
「礼拝堂は日が沈むまで開けておりますので、ゆっくりお読みください。」
そう言い女性は行ってしまった。まあ、会話をしたいわけでは無かったから別にいいんだけど、ここまで不愛想に喋られると僕の事を認識していないのか?って思っちゃうよね。
でも、目的の教本は貰ったので読むことにしようかな。
僕は集中してその本を読みふける事にした。陽が沈むまで後数時間は有りそうなので全体に目を通すことは出来るだろうと思いながら。
『存在【神】の教本に対して干渉を確認。
スキル 制限 の効果により魔力を50徴収します。』
この表記は無視することにして。
☆
それから数時間が経ってそろそろ陽が沈みそうなころ。僕はその本から目を上げて、とある事をいうために助祭を呼ぶことにした。それは、一つの決断である。
「はいなんでしょう?」
すると直ぐに助祭さんは来てくれた。
「ここでは【試練】は受けられるかな?」
そう。僕がこの教本を読んで決断した事は、試練を授けてもらう神様を決めたんだ。なぜ、たったこの本一冊で決めたかは、、、この本の中身がそれほど僕にとって影響を与える物だっんだ。
だから、僕は一度ジェームス君に相談をするなんていう間を入れずに、直ぐに試練を授けてもらう事にしたのだ。だって、ジェームス君に相談しても、もう試練を受ける事は決まっているのだから。
「可能ですがここに祀られている神様は【ア・ランア・ィ・エア】の身ですがよろしいですか?よければ国の中央まで行くと大きい教会がありますのでそこにいかれてはどうですか?」
「いや、僕は【ア・ランア・ィ・エア】の試練を受けたいからここでお願いしたいかな。」
【ア・ランア・ィ・エア】
その神様が主体となってこの本は書かれている。まあ、この国の国神なのだから色々書かれていたんだと思う。
「分かりました。それでは奥の部屋までついてきてください。」
僕は言われた通りついて行った。すると、その裏に行くとそこには壁面が純白で綺麗な小さい部屋に来たではないか。その部屋には何もなくて僕と案内をしてくれた女性しかいない。
物とかは何もないので違和感がある。
「それでは【試練の儀式】を始めさせてもらいます。少々時間がかかってしまいますが、礼拝の姿勢でお待ちください。」
僕はその静かでゆったりとした落ち着いた声に影響されて、何も言わずに礼拝をする体勢になる。一応試練を授かる時に必要だと聞いていたので覚えてきたのだ。でも僕自身そこまで礼拝を行わないので、ぎこちないと思う。
でも、礼拝は気持ちが大切だとどこかの本に書いてあったので、ぎこちない体勢で気持ちだけは込めることにする。もしかしたら僕がt強く思う事で簡単な【試練】にしてくれるかも知れないし。
「サhghvな裏bmvバそgb」
すると、僕には聞き取れない発音で何か詠唱を始めた。多分これは【試練の儀式】に必要な事なのだろう。魔法を授かる【降知の儀式】でもこんな風にやっていたから、慣れたものだ。
ただ、何て言っているかまったくわからないので、BGMのような感覚である。
そんなこんなで数分がたった頃。僕の体、、、いや、呪いに反応があった。
それは今まで見たことが無い表記だ。
『存在【神】に対して強い干渉を確認。対象【ア・ランア・ィ・エア】のため特例処置を発動します。
スキル 制限 の効果により世界と連動して【■■】を発動。』
僕はその表記が出た瞬間意識が飛んだ。どこでもないその場所に連れて行かれるように。
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