人称について
アウトプットすることにより、自分の中にある考えもまとまると思うのです
地の文は基本的に1人称か3人称のどちらかです
ただかなり1人称よりの3人称があります
どういうことかというと、神様視点が天の上からあまねく見てるのではなく、主人公(もしくは話の中心)に対しては全能、他は限定的に全能であるということです
また1人称なのに3人称のように書いてある、明らかに間違ったケースもあります
では具体的な例を挙げて3人称、1人称に近い3人称、1人称について説明します
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例)
A(主人公)とBは同じ勘違いをしている
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この状況をそれぞれの認証で描写すると
--3人称--
AとBは同じ勘違いをしている
ここは言うまでもありませんね
問題はここからです
--1人称に近い3人称--
Aは勘違いをしているし、Bも同じ勘違いをしているのだろう
というような感じになります
まずAが勘違いしているという事実は完全に把握しています
けれど、Bが勘違いしているかどうかまで判断できるほど全能ではないため、限りなくAの1人称に近くなっているわけです
--1人称--
最後に1人称の場合ですが結論から言えばこういう状況はあり得ません
なぜなら現在進行形では自分が勘違いしているかどうか、分からないからです
間違っていると分かったら、そもそもそれは勘違いではありません
つまり"私は勘違いをし、Bも勘違いをしている"というのは明らかにおかしいのです
そこでこういう描写が必要になった場合は時制を変えます
たとえば
あの時、私とBは同じ勘違いをしていた
と自分がいる一時的に時制を未来にし、過去の出来事として書くわけです
過去に関しては主観でも全能ですから、こちらだと問題はありません
ここら辺が適当だとかなり不細工で読みにくい文章になるので、自分でも気を付けています
まあ結局は面白ければ何でもいいんだけどな!