表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチャで絶対にSSRが当たる裏技が、異世界デスゲームでも使えると知った俺は……  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/144

94話 『☆XX』。


 94話 『☆XX』。


「――タナカトウシは、信じられない奇跡でもって、大いなる試練を乗り越えた。その『ほんの少しだけとはいえ、主上様をてこずらした』という、『人類という種における唯一にして最大の功績』を褒め称え、その偉業に相応しい対価が支払われることと相成った。――ん、ちょうど今、振り込み終わったようだ。貴様らには不相応な大金だが、まあ、好きに使うといい。以上だ」


 そこで、アダムとの通信は切れた。

 頭の中が静かになったところで、

 神話狩りの面々は




「「「「「「「「「ヒーロー見参!!」」」」」」」」




 トウシから教わった裏技を実行しながらガチャを引いた。

 トウシ以外に効果がない事は知っている。

 だから、これは、ただの願掛け。


 『ちょっとした祈り』でしかなかった。

 ――が、


「うぉおおおお!? マジかよ! 『☆XX』だぁあ!!」

「ボクもです!!」

「私も!」

「俺もだぁあああ!」

「究極あたりって、☆X以上ってことだったのかよ! ヤベェな、おい!!」



 驚くべきことに、全員が☆X以上の大当たり、

 ――『☆XX』という究極当たりを引いていった。


 ※ 虹宮も、闘いの途中で、スキを見て、ガチャを引いた。

   スキを見てというか、ドラゴンスーツに命じて引かせただけ。



 ――神話狩りの面々があてた『☆XX』は、

 『アルテマ・トランスフォーム』という、

 ぶっちぎって飛びっきりの強化アイテム。




 圧倒的な性能を持つ『アルテマ・トランスフォーム』を引いた神話狩りの面々は、

 即座に自身の携帯ドラゴンへと搭載して、



「「「「「「「「アルテマ・トランスフォーム!!」」」」」」」」



 叫ぶと、全員の体が、超絶的なオーラを放っているドラゴンスーツに包み込まれた。

 アルテマ・トランスフォームの特徴は具体的にいうと、大きく分けて3つ。

 ・強化値が一時的に大幅アップ(通常のトランスフォームでも、ステータスが飛躍的に上昇するが、アルテマ・トランスフォームの場合は、上昇率がケタ違い!)。

 ・破格の固有スキル追加。

 そして、


 ・爆発的に上昇する、携帯ドラゴンとのシンクロ率!!




 ――虹宮がボソっと、



「伝わってくる……セブンスの鼓動・想い・揺らぎ……」



 自分の中で一つになっていく『高まり』に身を任せ、


「……開け。モード・アルクス」


 自分を解放させる。

 宣言によって変形していくドラゴンスーツ。

 よりシャープでエッジのきいたフォルムとなり、

 極彩色に発光している後輪を背負う。


 その姿を見たネオバグは、


「なっ……」


 絶句して、


「ふ、ふざけるな……なんだ、その力……」


 ワナワナと震えているネオバグに、

 虹宮は、鋭い視線を送りながら言う。


「教えてあげるよ。おれたちを導く偉大なリーダーが神様に勝ったって証だ」


 そこで、虹宮は、グっと拳をにぎりしめ、


「あのとんでもない神様に勝った英雄を頂点にする組織。それが、おれたち神話狩り。100%本気で神殺しを目論む稀代の狂客」


 言葉を並べ終わると、虹宮は踏み込んだ。

 拳が加速する。


「ぐげぁあっ――」


 メキメキっと、ネオバグの腹部に、虹宮の拳がつきささる。

 先ほどまでは石を殴っているかのような感覚だったが、

 今では、


「すごいな、このアルテマ・トランスフォームって……これなら、いける……」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ