表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチャで絶対にSSRが当たる裏技が、異世界デスゲームでも使えると知った俺は……  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/144

73話 エンディングだぞ


 73話 エンディングだぞ




 なんとか、地獄の試合を乗り越え、元の講堂に強制転移で戻されたトウシたち。


 彼らに『しばしの休憩』を言い渡したアダムが瞬間移動でその場から去った瞬間、

 全員が、ワっとトウシのところに集まって、トウシという英雄を全力で讃えた。


「神に! 勝った!」

「トウシくん、ハンパないな!」

「これ、生き残れるだろ! トウシくんが神殺しを果たして、俺ら、余裕で生き残れるパターンの、ハッピーエンド的な物語のアレだろ!」


 ラスボス・鬼門である『神』に勝てたという事実は、彼らに大きな希望を与えた。

 ここまでは、どこかで、

 『結局、神様には勝てないから、最終的には、全員殺されるだけなんじゃ……』

 という不安があった面々だが、

 神との1打席勝負で、トウシが勝った事で、全員の心に、『まっすぐな希望』が灯った。


「いける! いけるぞ! トウシくんがいれば、俺達は生き残れる!」

「神様がなんぼのもんじゃない!」

「俺らは神話狩り! 神を殺す剣!」


 と、そこで、称えられ続けているトウシが、


「まだ、わからへん……野球の勝負で勝てたからって、それがなんやねん。ガチンコで殺しあったら、神様の方が確実に強いんや。球遊びの結果でうかれんな、アホども」


 辛辣な言葉を投げかけたが、

 しかし、


「……まあ、でも……」


 トウシは、そこで、口をモニョモニョとさせて、


「確かに勝てた……少しだけやけど、可能性は見えた……そして、それは……」


 全員を見渡して、


「……お前らがおらんかったら、出来んかった事……それは……まあ、事実……やから、まあ……その…………ありがとう……いろいろ」


 そう言ったトウシの姿に、裏でキュン死しかけているジュリアの向こうで、


「デレた! トウシくんがデレましたよ!」

「私達、ついにトウシくんを攻略したのね!」

「エンディグだぞ、お前ら、泣けよ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ