46話 第二イベント。
46話 第二イベント。
10階に到達すると、
そこは、学校の校舎のような建物が乱立している空間だった。
エレベーターの前では、スーツ姿に衣替えしたアダムが待ちかまえていて、
「さっそくだが、第二イベントを開始する。第二イベントの内容は、学校生活だ」
「……はぁ?」
「また、わけのわからんことを……」
「今から、貴様らには、この学園都市で生活してもらう」
トウシ(今度は、禁書か……パロディ好っきゃなぁ)
ナツミ「ぁの……イベントが学園都市で生活って……意味がサッパリ分からないのですが……」
「この学園都市では、すでに死んでしまった30000近いカス共の『魂の鏡像(本物ではないコピー。つまりはソウルレリーフ)』が学園生活を行っている。全員が携帯ドラゴンを所持しており、『この学園での課題で、お前ら以上の好成績を取れば蘇れる』と嘘の情報を与えられている」
岡葉「……ど、どこまで最低なんだ」
雷堂「ひどすぎる……」
「貴様らのクリア条件は、この学校で行われる様々な課題で、『30000近いバカ共』以上の成績を取り続けること。具体的には、その時点で残っている貴様らの数と同じ順位内に残り続けること。――今でいうと、『92位』以内に入ることだな。やつらは生き返ろうと、文字通り、死に物狂いで92位以内に入ろうとしてくるぞ。ちなみに言っておく。バカどもに『本当は蘇れない』と教えてやるのもいいが、やつらは絶対に信じない。やつらには、そこしか『魂の拠り所』がないからだ」
ホウマ「ぴよぴよ(まあ、敵である私たちから言われても、ウソだと思うわよね)」
ツカム「ちなみに、その『課題』とはなんですか?」
「いろいろだ。携帯ドラゴンの強さに主軸をおいたテストもあるし、普通の数学テストなどもある」




