勇者と魔王と村人の人物紹介
サブタイ通り、主要人物三人の紹介となっています。
主要人物紹介
『村人』オルディナ
男。20歳。
身長 170
容姿はボサッと跳ねた、色素の抜けた白い髪に、少し尻目が落ちている灰色の目。村人らしい質素な格好で、麻の服を革のベルトで腰あたりで締めていて、皮のズボンを履いている。
小道具などを用いたいわゆるズルがしこい系の白兵戦を得意としている。
ちょっと訳あり系MURABITO。
ヘラヘラとした態度だが、然るべき相手にはキチンとした態度をと(ろうとす)る。しかし、大抵上手くいかない。時折、奇跡が起こったかのように誰だお前、と言われるほどに適切な態度を取ることがあったり。
貰えるもんは貰っとけと言わんばかりに、金目の話には割と食いつく。趣味がカジノで行っては財産の大半を溶かしてくるのだが、意外に、そこを含めた話をしても彼の性格には『守銭奴』がまとわりつく。それというのも、趣味のカジノよりも旅に必要な水や食料、馬車などの生活・旅の必需品にお金をかける主義で、カジノを行うのは一の次なのだ。なお、間食等の他の娯楽は二の次である。
『勇者』氷室優香
女。18歳。
身長 165
黒髪黒目で、髪をショートボブにしており、目は弧を描き柔らかく快活なイメージを持たせられる。
神に装備を支給されており、白を基調として控えめに黒い装飾が施されたドレスメイルと、森で抜いた勇者の剣がメイン装備となる。
三人の中では魔法を交えた近接格闘を最も得意としている。
神に召喚されちゃった系勇者。
彼女を語るには欠かせないのが『方向音痴』。そもそもの右左という概念があやふやになるレベルの重症で、右手上げて左手あげてゲームは大の苦手だったとかなんだとか。いった道を戻るだけというのも困難で、「だって行きは右でも帰りは左なんだよ!?」とは彼女の言葉。
性格はやや天然で天真爛漫という言葉がぴったり。ただ、急に森の中に放り込まれたという恩もあってなのかどうか分からないが、八つ当たりのように魔王サイドに対して過剰気味ともとれる殺意を持っている。先代魔王のフェリルとは利害の一致と、まぁ先代だし、という寛大な心で旅を共にしている。
『先代魔王』フェリル
無性。男でも女でもない。? 歳
身体 185
容姿は美しい銀色のロングヘアーで、中性的な顔立ちをしている。パッと見でもよく見ても、どちらかわからない。人の主観で変わってくるレベル。目はキリッとしていてどこか猛禽類を思わせる鋭さ。魔王スタイルの仰々しい格好の服装もできるが、周りに馴染むためにテキトーなところで買ったフード付きの黒いローブを着ている。
三人の中では膨大な魔力量を利用した魔法を得意としている。
復活を遂げちゃった系魔王。
現役魔王のころから触れていなかった反動か、旅の目的の一つにしてしまうほどに『食』という文化が大好きで目がない。キッチリとした性格で、予定を組み、狂ったタイムスケジュールにイライラとし出す様はまるで学校の先生のよう。神に対しては話に上がる度に殺意が溢れてしまうほどの怨み(?)を持っている。その理由はいまだ不明だが目的はハッキリしている。
魔王らしくないといえばらしくなく、復活して以降『人類側』に対して関心が強く、共通語を学び、慣れないながらにも『たびのしおり』などで文章を書く練習をしたり、オルディナから軽くではあるが人類に関することを教えてもらっていたりする。言語の聞き取りなどは不便なために、勉強が完了するまでは常に魔法で補助している。