世界観
はい。
今日も終わりますね!
1日の終わりに文に触れるのは楽しいです。
そういえば、本を読めば客観的に物事を見る能力が養われるそうですね。
客観的すぎて「え?受験? 頑張ってね^_^」
なんて自分に言っていた去年の私に「お前の話だよ!!!!」っていいたい。
約300年前、人間たちは大規模な改革を迫られた。
亜人や魔物が現れ、国々を襲い始めたのだ。
莫大な数で迫る魔物、亜人、どこからふって出たかも分からず、世界中が混乱した。
出現地もランダムで、対策が取れず、数々の国が滅び、亜人が占領することになった。
焦った人間たちは戦争を止め、人間たちで大規模な王国を作ったのだ。
「それがヴァルキリア王国ということか」
「はい。彼らがこちらに来るのはゲート呼ばれる現象で、こちらとあちら、魔界と呼ばれていますが、が繋がってしまうことによるとわかっています」
俺は1週間の、戦闘訓練のあと、なぜかお勉強をしていた。
いつもの黒い給仕服にメガネを装着し、白い長い髪を後ろに縛った彼女。
可愛いな。
「ーーーーーそして、ゲートによる対策に、世界中から集められた兵士による軍隊がヴァルキリア軍というわけです。
・・・・聞いてますか?」
ハッと気づくとシルフの顔が目の前にあった。
「うわっ?」
「ほら。ちゃんと聞いててくださいね」
ちょっと怒った顔をするシルフ。
やばい、可愛いかも
「ええっと、あーでも、なんだかんだ言って結構おしとどめられてるんだろ?
じゃ、大丈夫なんじゃないのか?」
シルフが首を振る。
「ゲートが現れた直後、ある魔法使いが調査のために、ゲートの中に入りました」
「入ってったのか?中にいるときにしまったらどうするつもりだったんだ?」
「行きたい場所にあらかじめ自分で魔方陣を書いておけばそこに一瞬で移動できる転移という魔法があるので。
私も第一魔界には魔法陣が書いてありますよ。」
「そうなのか・・・」
「それに、いずれにせよ、魔界についての調査は必要でしたから」
「へぇ。で?何がわかったの?」
「はい。結論から言いますと魔界は4つに分かれていたそうです。」
「どういうこと?」
「つまり、ゴブリンや、オークのような弱い亜人の住まう第一魔界
ホブゴブリンや、オーガの住まう第二魔界
ハイオーガや、龍人の住まう第三魔界
魔人やドラゴンなどの魔物が住まう第四魔界
以上の4つに魔界は分かれています。
おそるべきなのは四魔将という他とは格の違う上位亜人達です。
炎龍が、自分に匹敵する亜人もいるとおっしゃっていました。」
龍に匹敵する亜人?
よし。あったら逃げよう。
「なるほど、今はゲートはどれが繋がってるの?」
「ほとんどは第一魔界ですが、第二魔界から第三魔界まではすでに開いたことがあります。
第三魔界は一度しか空いておりませんが、ゲートが繋がっている半月で当時最も軍事力に優れた国が滅びました」
まじか。
「第二魔界が、開いたたきも第一魔界の亜人や、魔物も攻めて来るのか?」
「はい。一つのゲートが開くとそれよりも下のゲートは同時に開くのです」
「なるほど。つまり、何かあったときのために、頭にこれを叩き込んでおく必要があったのか。
「いえ、ここが魔界だからです。」
ん?
いまなんて?
「ここが魔界なんです。第一魔界ですが。」
「ええええ?ここ大丈夫なの?」
「ここは完全に魔力や、音を結界遮断しているため、バレることはありません。入り口はあそこだけですから。」
シルフは俺がまだ入ったことのない穴を指差す。
「ですから、何かあった時のために最低限の知識を。まぁ、私もいますし、ご主人様なら大丈夫です」
おお、ついにお墨付きをもらった。
レベルを上げるためにはどのくらい狩ればいいのかな。
そんなことを考えながら床についたのだぅた。