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火剣
火剣・・・懐かしいですね。
最初に書いた小説に載せたんですよね。
1週間後、第二魔界への転送ゲートが完成した。
「では、参りましょうか」
「ああ。」
1週間、魔法書の閲覧と魔法陣の練習によって、俺の能力は著しく上昇した。
「今回は試したいこともあるしな。」
「何か思いつかれたのですか?」
俺は《グラム》を上げる。
「これにな、ちょっと細工をしてみたんだ
」
戦闘中に魔法を使いたい時はこの剣を置いて、魔法書を取り出して魔法陣を書かなければならないのだ。
最初から書いておいたとしても、鍔迫り合いや、目を瞑れない状況での戦闘は難しい。
剣で戦いながら魔法を使えないか、色々試してみた。
それで思いついたが剣に魔紙を巻くというものだ。
魔法陣を媒体に書いて発動すると、その媒体は朽ちる。
しかし、《質量軽減》を施した《グラム》の魔紙がたまに交換するだけでもっているように、魔法が何かに伝導して発動する場合はその限りではない。
そこで数枚の魔紙を巻き、その上にいつも通り血で滑るのを防ぐ布を巻いた。
「火剣」
ゴォと音を立てて燃え上がる剣。
「月矢様・・・・それは」
大地は不敵に笑う。
「さぁ、行こうか」




