ギルルス
今日も読んでいただき、ありがとうございます!!
「和国流 居合 波斬り」
どちゃ
オークの胴体が落ちる。
「ふぅ。これで終わりか」
あの後、9つの群れに遭遇したが、問題なく片付けた。
「思ったより弱かったな。」
シルフが水筒を渡してくる。
「油断は禁物です。
もう、仕方ないですね。」
水筒の水をゴクゴクと飲む。
水は魔法で補給できるので好きなだけ飲めるのだ。
「そうかもしれないけど、シルフもぶっちゃけ楽しんでたよね?」
チラッとシルフを見る。
「・・・い、いやぁ〜?
全く楽しんではおりませんでしたよ?」
わかりやすく目が泳ぐシルフ。
彼女は戦闘になると性格が荒くなり、戦闘狂になる癖があるのだ。
「そ、そんなことより、レベルは上がりましたか?」
焦ったように話題を変えてくる。
まぁ、いいか。
「えーと、レベル判定板は・・・」
背負っているリュックを下ろし、中から鑑定板を取り出す。
血を垂らそうとしたが、持っただけで青く光り、情報が更新された。
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《月矢 灯》level 1
職業 司書
能力 複写 閲覧
腕力 30
敏捷 40
魔力 240
体力 40
スキル 和国流剣術
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「あれ?なんか、スキルってのが入ってるんだけど?」
シルフが、鑑定板を覗き込む。
「へぇ、結構いい鑑定板ですね。」
「ああ。そうなんだ?
ちょっとシルフの見せてくれない?」
シルフのレベルはどれくらいなのだろう?
「いいですよ」
シルフが背のリュックから鑑定板を取り出す。
「ちょっと待ってくださいね。」
板が何度か光る。
「はい!どうぞ!」
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《シルフ=????》Level???
種族 ????
加護 ????
能力 屋敷管理術 ????
スキル ???? ????
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「全然見れないじゃないか」
なぜかシルフの板には?マークが多く、肝心なところが見れないのだ。
「板は人には見せるものではないんです。
究極のプライバシーですからね。
私の板は自分以外が見れないようにしているんですよ。」
マナー違反だったらしい。
「そーなのか?悪いかったな」
「いえ。私もご主人様のを見てしまいましたので。」
あれ?なんか忘れて・・・
「そうだ!スキルってのが入ってるんだけど?」
「ああ、申し訳ありません。話が逸れてしまいました。
スキルというのは・・・」
シルフにスキルについて説明してもらう。
要点はこうだ。
其の一 スキルはその技を完全に理解し、使用でき、さらに相性が良かった場合にのみ発現する、とても珍しいものである。
其の二 スキルとなった技能は使えば使うほどに強くなる。
其の三 使用時の体への負担が減少する。
以上の点で、覚えられたのは幸運であったということだ。
「へぇ。シルフはスキル持ってんのか?」
「私は・・・危ない!」
「ちっ。」
舌打ちとともに出てきたのは蠍のような棘と鎌を持った亜人だった。
「・・・ギルルス」
シルフがリュックを投げ捨て、クルモアを構えた。




