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愚者の楽苑 the Hollowness Eden.  作者: 白夜 凜寝
3/6

ニューロマンサー

;00

「黙れよ、偽物。」

虚人ホロウマンの首の大動脈を引きちぎる。

壁に赤い赤い血が飛沫する。

が、虚人ホロウマンは、痛がりもせずのっぺりとした無表情を保ったままだった。

不自然な恒常がそこにもあった。


;00

「妹さんをどうしますか?」

人間の死とは?

そもそも死とは?


死者は、喋らない。

意思を示さない。

そう、死人に口なし・・・だ。


今ぼくは、虚人ホロウマンを殺したのではない。

壊したのだ。(現にぼくは、器物破損の罪で賠償を払った。)


その点では、ソフィアは、死んでいる。

そう、ソフィアは、死んでいるのだ。


「お願いします。」


ソフィアを殺した。

凶器は、サインペンとマニラ紙。

ぼくが、ぼくが、殺した。

ソフィアが死んだのは、ぼくの責任だから。

その罪は、ぼくが、背負うのが道理だろう。

だから、ソフィアを(ソフィアだったものを)殺した。


テロリストなんかにこの罪は、渡すものか。



;02

痛い。

外骨格が耳の神経シナプス刺激因子ペインニューロンで締め上げたのだ。

wake up!(起きろ!)

そう、テクノロジーがぼくに喚き立てる。

さぁ、起きて戦えウィリアム・マクスウェル・・・と。

立体地図ホロマップを表示し、状況を確認する。

暗い林の向こう側に敵がいると、無人機ドローンが、感知したようだ。



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