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地につく  作者: 森 翠
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一、


二子玉川駅のホームを人にぶつからないよう気をつけて歩いていると、海の匂いがした気がした。


そんなはずもなく広告の間から目下に広がるのはドブの色をした多摩川なのだが。





その日もいつものように田園都市線急行押上行に駆け込んだ。


そして最近の唯一の趣味である電車内での人間観察をする。

口をぽっかり開けて寝るOLに文庫本を器用に片手で持ち左手でつり革を持つサラリーマン。


そんな観察の途中で一人の男がなぜか香織の目に止まった。




ドアの近くに寄りかかっているその男は窓の外を見ている。


その男はまるで遊園地で親と離れ離れになった子供のように寂しそうな目をしていた。


顔の造形がタイプだから目に止まったのだろうと気にせずそのまま人間観察を続けた。





三軒茶屋で電車を降りる。


朝のラッシュ時ではこの駅で降りるひとはあまりいない。





また今日が始まる。何もない、詰まった満員電車のような今日が。





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