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タナトスの暴き

君は愚かだねぇ

むしろ、罪人と言っても過言じゃないねぇ


君のやっていることは、自分では正しいのかもしれない


でもね、それは澱んだ自己主観でしかないんだよ?


君は否定したがるだろうけどねぇ


君の行動は客観視すれば、傲慢だと言うことが分かってしまう


しかも、自分では賢いと思い上がっているから、なお困り者なんだよ


実際の君は、偽賢だというのにねぇ


賢者のように振る舞うも、行動は全て愚者でしかない

賢者と偽っている君にはぴったりだろう?


愚酒に酩酊している君は

愚かしさを通り過ぎて

罪人と呼ぶのが

ボクから見て正しいのさ


本当の意味で賢者ならば

相手がどういうものであるか

正しい意味で把握できるものなのにねぇ……


それとも、そうしなければ、君の驕りに満ちた精神は満たせなかったのかな?


まぁそんなものどうだっていいのさ


ボクが哀れんであげる必要性なんてないんだしね


これから君が向かうべきところへは

不必要なものなのだからねぇ……


ボクが誰かって?

なら、教えてあげようか


ボクの名はタナトス

君にとっての死神さ


君の持つ賢さで

ボクから逃げられると思うかい?


残念ながら、そんなこと無理なのさ

無謀であると言ってもいいね


何故なら、死は誰にでも逃れられないものだからねぇ


さぁ、お喋りはここまでさ


君が向かうべきところに行くといいよ


そう、地獄にね


じゃあね、バイバイ

あなたは作中に出てきた偽賢ではないですよね?

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