表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

タナトスの罰

 君たちは愚かだねぇ。

なぜかって?

なら教えてあげるよ。


君たちは彼の心を知ろうとはしなかったのさ。

彼の非を詰り、狭窄な視点で、愚かしい判断をしてしまったのさ。

そう――事実では、してはいないことを、したと決めつけたのさ。

それは傲慢と同一だよ?

君たちは理解していないようだけどね。


だけども、君たちの傲慢によって傷ついた彼の心は、グラスをハンマーで砕かれてしまっているのと同じになってしまったんだよ。


自分たちに非は無いって?

君たちは気づいていないのかな。

それこそが――有害な傲慢であることを。


誰も罪からは逃れられないのさ。

罪から逃れるなんて、愚かしいほど甘過ぎる白昼夢だよねぇ……。


ボクは誰かって?

なら、君たちに教えてあげるよ。

ボクの名はタナトス。

君たちのような、有害な傲慢者にとっての死神さ。


誰もボクからは逃れられないんだよ。


生命が始まってしまえば、必ず生じるのは、死という終わりなんだからねぇ……。


さぁ……抗っても無駄だと言うことが理解できたかな?


じゃあ、行こうか。

君たちが罰を受ける場所へね。


それじゃあね。バイバイ。

end

何事も度が過ぎてしまえば、害にしかもたらさないものです。


そんな経験から生まれました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ