第二話
「…指原灰介。知ってない奴は居ないってくらい
有名人らしいぜ。ここの学園の科学、棄理科の
教授(?)、教師を勤めている。」
「…へ?さ、さしっ…!?」
「え!?グレー博士なの!?
ものほん!?」
「ん?あぁ…。グレー博士って言い方しってんのって
お前結構通だなぁ~…。てか、偽者いんのか。」
…指原灰介ってヤバい…。
科学者がなにしてんの!?
え、本当に凄い人の部活にはいっちゃったよ…!!
「~っやったぁ~!!
早速だけどキイナ!机持って来よ!」
「…、ごめんセイア。
それは先生の仕事って知ってた?
だからやらなくていいんだよ。」
「あーなんのことやら…。」
このひと絶対めんどくさいんだな!
だからと言って生徒にやらせんじゃないっつーの
そう、心の中で一人で喋っていると、
急に先生がこんなことを言い出した。
「おーい、そこの3年生の女子生徒ー
ー。」
「はぁ~いっ!!」
「私達かな?」
そう、3年生の2、3人の人達が来た。
…何故呼んだのだろうか。
「あの、ご用件は…?」
「あのな、こいつら1年科学組の机を
至急にもってきて欲しいんだが…。
こいつらは場所わかんねぇし、お願いできんか?」
一人で一気に喋る先生。
…マシンガントークなのかこの人は。
煩いよ逆に。
「行きます!快く行きます!」
「私も~!もってきますね!」
「え、わ、私もっ」
「…え、えっと…有り難う御座います。」
「ありがとございまーすっ!」
全く…。この人格好いいと思うけど…。
…パシられてんのにきずいてもらいたいものだ…。
まぁ先生も先生でらしくないことをやるから大人気ないけどね。
「じゃあ行ってきまーす!」
余程先生が好きなのだろうか。
すっごく張り切っているのがわかる。
そして、先輩達は机を持っていってしまった。
「…あ、先生。
さっきあなたに触った時なんか、すっごく
電気がきたんだけど…。」
「あぁ…。アレはな、科学魔法の初級魔法だ。」
「へぇ~!なんていう魔法なの?」
私達は全くの敬語なしに話。
てか、あの電気めっちゃ痛かった。
魔法かよ…。
「この魔法はなぁ~…。
サターエレクトニック…だっけ?」
「忘れたんかいぃぃぃい!」
「おぉ-!!」
私がツッコむ中でセイアは何故か感動している。
クソっなんでツッコまないんだよ!
この阿呆!
「んだよー別にいーだろ。
明日きいてくるってーの。
あ、あと、この魔法は体質魔法っていう。
また今度の授業で教えるから、
はいこの話は終わりだ。いいな」
「だから→×♭${〒%?£♭→”$◆+{*|%※{¢だよ!?」
「同時にいうんじゃねぇ!
何いってんだよ!」
「もういいっていったじゃん先生。」
「確かに。」
「あぁー!!なんだよくそっ!!」
先生がそう叫んだ瞬間。
私達あての机が届いたようで、
トントンっとノックの音が聞こえた。
「せんせー。可愛い後輩のために机、もってのほか来ましたぁ~」
「感謝されたけど感謝してね!」
そう言う先輩。
…正直、最初の先輩きもくね?
ぶりっこ…っぽいし…。
容姿は別にいいけどね。
二人目の先輩は普通。
3人目の先輩は…オドオドしてる。
けど私的には容姿は美少女!
…って思う。私の好みですがね。
「ありがとうございますね。」
「ありがとーってあーさっきいんっ!?
んー!んんー!?」
わたしはとっさにセイアの口を押さえる。
…だって「さっきありがとうっていいました。」
なんてタブーでしょ!?
「すまんな。わざわざ。
ありがとう。」
先生はニコッと笑う。
きっと作り笑顔だろう。この人の性格からよくわかる
「キャーっ!先生かっこいぃーいぃー!」
きもい先輩が言う。
うるせ。
「ふっふーw」
ドヤ顔する先輩。
え、何で?
うーん…オドオドの人は………。