表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

スライムの記録編

 翌日ルカと共に町の酒場のギルドで冒険者登録の手続きを済ませて

早速ギルドの初仕事でスライムのモンスター図鑑制作の依頼を

請けてみる事にした。


(ルカ)

『私も丁度スライムの討伐依頼を受けるから一緒に行こう』


 ルカの誘いで町を出た先の草原でスライムを探すが、

少し気になったのが、モンスター図鑑なんて

一度作ってしまえばそれで事足りる筈なのに何故わざわざ

初心者向けの仕事として依頼が有るのだろうか?


(ルカ)

『図鑑制作って言うのは偏見の寄せ集めだからね』

『一個人の情報を全て鵜呑みにしてたら』

『思わぬ見落としから命を落とす事に成りかねないから』

『複数人から様々な情報を集めて』

『より整合性の高い図鑑を作る事を目的としているんだ』


 図鑑製作は、原則モンスターの生態を自分で見付けた物を

記載する事が多いが、他の人の意見を取り入れて新しく見聞を広めるのも

一興である。


(ルカ)

『記載する内容は自分で決めて良いんだよ』

『例えばモンスターの性別による違いとか』

『攻撃してくる時の動作を記録してくれたら便利かな?』


 スライムの見た目の特徴はクラゲのように楕円形で瑞々しく

青く透き通っており、中心部には赤みがかった球体の核のような物が有る。

 ルカと戦っているスライムは自身の体の一部を痰のように吐き出し

それはとても臭く、人の唾のような臭いがして吐き気を催す。

 衣類に付着すれば間違いなく、

鼻に付いた悪臭にブルーな一日を過ごす事になりそうだ。

 ルカの剣で斬り裂かれたスライムは内臓をぶちまけながら四散して絶命し

辺り一面に飛び散った体液からは磯の香りが漂う。


(ルカ)

『ふぅ……少し休憩』


 スライムを何体か倒して来たルカはスライムの体液塗れで非常に臭い!

悪臭に嫌そうな顔をしていると体液塗れのルカが、サトコに抱き付き出した


(ルカ)

『ほら!ほら!臭いか~』


 イタズラっ子のように纏わり付きながら手に体液を塗りたくって

サトコの顔に思いっ切り塗りつけた。


(サトコ)

『んギャァァ!!』


 スライムの悪臭に悶絶する、サトコに大笑いするルカ。


(ルカ)

『アハハハ』

『冒険者に取ってスライムの悪臭は洗礼みたいな物なんだ』


 お返しにスライムの体液を掻き集めてルカの顔に塗り返して

ルカも嫌そうな顔をしながらもお互い笑いあう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ