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廻人

レビュー執筆日:2022/8/22

●良いと思える曲もあるが、全体的にいまいち盛り上がれない印象が。


【収録曲】


1.廻人(かいじん)

2.廻廻(かいかい)()(たん)

3.夜は(ほの)

4.遊生夢(ゆうせいぼう)()

5.暴徒

6.平行線

7.YOKU

8.(あお)のワルツ

9.心海(しんかい)

10.(ぐん)(じょう)(さん)()

11.言の葉

12.藍才(あいさい)

13.退屈を再演しないで

14.アヴァン


 アニメ主題歌に起用された『廻廻奇譚』が大きく話題になったミュージシャン・Eveのアルバム。いわゆる「ネットコミュニティ出身のミュージシャン」といった感じで、先程挙げた『廻廻奇譚』や『夜は仄か』『退屈を再演しないで』のように、抽象的な歌詞を気だるげかつリズミカルに歌う楽曲が目立ちますが、その一方で、『平行線』や『蒼のワルツ』『言の葉』のように、どことなく青春感のある歌詞を叙情的に(つづ)る曲も多く、その出自も相まって、(よね)()(けん)()に近い雰囲気を感じ取れました。


 ただ、個人的にはそこまではまれなかったな、といった印象があります。『廻廻奇譚』や『蒼のワルツ』のように、しっかりとキャッチーなメロディを聴かせる楽曲もあることにはあるのですが、全体的に見ると、引っ掛かりの乏しいフレーズが次々と流れてしまうような曲が多く、バリエーションがそこまで広くないこともあって、聴いていていまいち盛り上がれませんでした。


 いつの時代も「最近の若い人の音楽はよく分からない」という論調があると思いますが、まさにその槍玉(やりだま)に挙げられそうな作品だな、という感想を抱かせるようなアルバムでした。まあ、そう思ってしまう辺り、この私自身ももう若くないのかもしれません。


評価:★★★

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