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ハイイロ ノ カナタ  作者: mild
第二部
193/281

糞と死体と二酸化炭素



 ハルユキはイースレイと教会を出た所で、ばったり会った。


「え、ちょ……!」


 説明するのが面倒だったので、ハルユキはジャックと同様、イースレイを小脇に抱えて、階段を上がって廊下を進み、そして先程の部屋に顔を出す。

 皆の背中と一人だけこちら側を向いているリィラの顔が見えた、そんな時。


「なんだよ、それ!」


 響いたその怒声の意味も、ガラリと変わっている部屋の空気の意味もハルユキには理解できなかった。その雰囲気が緊張感を孕んでいる事だけには遅れて気付く。


「何なんだよリィラっ!」


 そして、さっきから続くその怒声がジャックの悲鳴以外で初めて聞いた声だと気付いて、少し驚いた。


「ジャック」


 シータはジャックの肩に手を置くと、そのまま膝をついて後ろから拘束するように抱きしめた。

 そのやんわりとした拘束は力尽くで解く事もさせてくれない。しばらくそうして、ゆっくりとジャックはポロポロと表情を崩していき、崩れ切る直前で逃げるようにシータの腕の中に逃げ込んだ。


「ごめんね」


 シータが言うと、他のまだ年が若いチビ共がシータに近寄ってその背中や肩に顔をうずめた。

 部屋にいまだ立っているのは状況が判らないハルユキとイースレイ、そしてエースとビィトとシータと、そしてクイーン。


「……っは」


 短い笑い声が聞こえた。

 ハルユキは何も聞かされていない。

 何も知らないし、何かに気付いた訳でもない。それでも、聞こえた強くて短い乾いたクイーンの笑い声は痛々しく、思わず自分の眉間に皺が寄るのを感じた。


「何を騒いでいるのだ、自立できる人間からと言うのならば、まずはこの我だと決まっているだろうに、なあ、シータ!」

「……うん、そうね」

「何よりこの才能をもっと広く使う機会じゃないか。ちと早かったがこれも門出だ。おい貴様等、治してほしければ少し安くしてやるからいつでも来て良いからな」


 クイーンの言葉には力があった。クイーンの姿はぶれなかった。ならば挫ける訳もなかった。

 しかし少しだけ震える言葉尻と、いつもはまっすぐ射抜くような視線がリィラの方を向いていない事に、皆が気付いている。

 だからもし。


「申し訳ありませんが、クイーン」


 その。平坦な声と事実が、言葉にこもった力の源を。そのまっすぐな姿や人格を象った芯を、壊してしまうならば。


「貴女が行く場所は、"街"の上層。これから体一つで生きていくビィトとエースとは違います」


──きっと、その後には年相応の非力な子供が残るだけ。


「魔法は決して使わないようにとの事です。詳細は先方で聞くように」

「……え?」


 後はもう、脆かった。


「え……?」


 すっと顔から生気が抜け、小さく速く息をつき、力なく下がりそうになる眉を必死に堪えて。


「そ、あ、え……?」


 しかし、足に力が残らなかったのか。クイーンはペタンとその場に座り込む。小さく震える唇は何を言う事もなく、泳ぐ視線は床の上で何かを探していた。

 俺は事態がうまく飲み込めずに、他の人間達がただ無感情にまたは入り混じり過ぎて口すら開けない中、動いたのはただ一人。


「──リィラ」


 その声は、背を離された壁が軋む音と重なって聞こえた。

 リィラはそれが自分の事を呼んだのだという事も、それが相変わらず無愛想な顔をしたビィトの発した声だという事も判ったらしく『何ですか』と言葉を返す。


 自然と部屋中の視線がビィトに集まっていた。

 エースはビィトと同じような目で、シータは縋るように、そしてクイーンは彷徨った挙句たまたま行き着いたかのように。


 それを知ってか知らずか、ビィトは淡々と口を開く。


「……今日中に荷物をまとめておけばいいんだな」

「いえ、直ぐに出なければならないので今すぐに」

「ああ、わかった。じゃあな」


 それだけを確認すると、ビィトは部屋から出て行った。


「ビィト……?」


 その薄情ともとれる背中を戸惑うシータの視線が追った。


「……じゃあ、僕も準備をするかな」


 同じく、しかし少しだけ違う意味の視線でビィトを追ったエースも、そう言って同じく廊下の奥に消えた。

 縋るように視線を絡ませるクイーンの隣を横切って。


「エー、ス……?」


 あまりにも突然に二人はいなくなった。

 突然この集団の年長者に押し上げられたシータは、戸惑い驚き慌てて、そしてほのかに怒りを滲ませた目を扉から反対側に向けた。

 しかし、同時に出た声はクイーンと同じく、一切の強さはそぎ落とされ、乞い媚びるような声色でしかない。


「り、リィラ……っ!」

「はい」


 名前を呼んだだけでそれ以上は何も言わず、シータはただ堪え切れないように立ちあがり、体の横に硬く硬く拳を固める。

 強く強く訴えかけるその両眼はきっと、言葉にしなくても伝わる何かを信じたのだろう。


 しかし。

 リィラは。

 笑顔のまま。

 小さく首を傾げた。 


「……っ」


 そして、ぼろりと弱さの結晶がシータの目から零れ落ちた。

 強くリィラを見つめたその目は強いまま、しかしそれ以上リィラを見続ける事に失敗し、ゆっくりとその視線は自分の足元の床にまで落ちた。


「クイーン」


 リィラの無機質な声が響く。

 無人の野を行くかのように、その言葉に異を唱える事が出来る者はいない。

 名前を呼ばれたクイーンもゆるゆると視線を上げて、リィラを見た。


「準備をお願いします」


 名前を呼んでまで言う言葉が手を差し伸べる為の言葉ではない事は判っていて、事実そうで。


「……む、りだ」


 クイーンの目に生気と、意思が戻る。しかしそれは全てを剥ぎ取られた上でたまたま残った、未練と本心だけが残っただけのもの。


「や、やだ……。やっぱり無理だリィラ……!」


 リィラがいるベッドに身を乗り出し、震える瞳と体を隠そうともせずにクイーンは乞う。

 引きつった笑みを浮かべて、縋りつく。まるで媚びているようなその姿は、今までのクイーンの姿からあまりにかけ離れ過ぎていて。


 また、年端もいかない子供が浮かべられる表情としてはありえないもので。

 無意識に、こめかみの辺りに力が入った。


「リィラ……。ほ、ほら、私がいれば、傷も、治してあげられるし、」


 ぐい、とリィラの手を引っ張ってクイーンは訴える。

 手ではなく袖を握っているのが、何となくクイーンの今の心境を表しているのか。もしかしたら、鉄のように冷たい肌の感触を想像してしまったのかもしれない。


 忙しなく袖を引くクイーンに、リィラはただ困ったように笑うだけ。

 それは、その仕草は、クイーンが駄々をこねているだけ。と、言う空気さえ誘発しそうだ。


「む、無理だ。一人は、駄目なんだ……!」

「しかし、最初は強気だったではないですか」

「そ、それは! だって、だって……!」


 将来の目標という大きな支えがあったから。

 いずれは、と想定していた事の内だったから。

 結局は、この町の中にすむのだと思っていたから。

 ひょんな事で、街ですれ違った時にどんな言葉をかけるかまで決まっていたから。


「クイーン」


 ぎしり、と年季の入った木のベッドが軋んだと思ったら、リィラの手が優しくクイーンの頭に乗っていて。

 さらさらとその髪の感触を楽しむように優しく優しく頭を撫でた。


 呆気に取られていたクイーンが、はっと表情を戻し、口を開こうとする。その口の形から察するに、きっと名前を呼ぼうとしたのだろう。

 クイーンのそれがどんな感情を込めての行為だったかは分からない。それが言葉になる前に、リィラが先に言ったからだ。


「頑張って下さいね」


 クイーンの表情が無くなった。

 しん、と室内は凍りつき、誰も言葉を発する事が出来ない。

 年長者である、いや、年長者だった二人はもうおらず。未だ自立の意識も反抗心すら覚えていない子供達には、その言葉は重い。



──ただ、しかし。




「──おい」



 空気も読まず、事情も知らず、ただ急に沸騰した激情に身を任せて。


"──やだよ、ハル……!"

 愚かにも。愚かにも。そして、またしても。縋り付くように泣くクイーンの姿を自分の中の過去に投影し、容易く精神の限界を越えた男が一人。


「か、神様……?」


 その男が──ハルユキがすぐ横にいる事にそこでやっと気付いたリィラははっとそちらを振り返り、瞬間。

 胸倉を持ち上げられて壁に叩き付けられた。


「お前──!」


 壁に押し付けられ、古く薄い教会の壁はたわんで悲鳴を上げる。

 しかし当のリィラは呻き声を上げる事もなく、一瞬だけ驚きに目を見開いた後、ハルユキの表情を見てリィラは体から力を抜いた。


「離して下さいよ」

「おい──!!」

「何なのですか」

「っさっきから! 何言ってんだよ。お前はァ!」

「聞いての通りですよ。エースとビィトとクイーンがここを出て行きます。言われたでしょう? ここは"自立できる人間"から消えていくんです」

「こいつが! 自立出来てんのか!」

「出来ていませんよ。しかし今回は特例です。絶対条件はここがなくても生きていける事。ここがなければ生きていけない子供は、まだいます。数え切れないほどに」


 ぎり、とリィラの胸倉を掴みあげるハルユキの手が、緩むどころかまだ強くなったのを見て、リィラは続ける。


「この町を、見て回った事がありますか? 多分神様が見て回れた場所は、この"巣"の一番良い面のみです。シータが、客人に気遣ったからでしょう」


 リィラは、"街"から遠のく毎に"巣"の様子は酷くなると言っていた。そして、エルゼンは"月"を中心に扇状に広がっている。必然、外周の方が広く、そして『多い』のだ。


「クイーンは、その家の娘と同い年だそうで。おそらく遊び相手になってくれと言う事なのでしょう」

「……特例って事は」

「ええ。初めての事です」

「知ってる奴なのか」

「いえ」

「なら……!」

「もし、」


 リィラはそこでハルユキの手に自分の手を重ねた。

 もう随分、掴む力は弱くなってしまっている。それはそうだ。この怒りは真っ当なものではない。


「もし、ここで新たにパイプが出来て。また"街"の方で引き取ってくれる方がいれば。いえ、そうでなくともこの教会に一人多く受け入れる事が出来ます」


 きっと、リィラの言葉に子供達が誰も異を唱えないのは、自分がこの教会に来る前の事を思い出しているから。自分も誰かを追い出してここにいるのだと考えて、そして結局口はつぐまれる。


「クイーンは死にません。一人だろうと、夢がなかろうと。クイーンのそれは今ならば人の命に代えられる」


 それは、リィラの気持ちではない。ただそう言う方針でやれ、と指示を受けているからだ。


「貴方は、知らない人なら死んでもいいと。そう言うんですか?」


 ぎ、と意地を張るかのようにハルユキの手に力が入った。

 それを見て、少し当てが外れたリィラは少しだけ驚く。何だこの人は。自分より年上だろうに。なぜ諦める事も知らないのか、と。


 そしてふと何かが、ふつ、とリィラの中で音を立てた。言葉が熱くなる。


「この国はそんなに甘い世界ではない。それにそもそも、」


 そこからはリィラ自身言う予定にはなかった言葉だった。

 しかし、野放しにしておけばその妙な男の口から自分を殺す祝詞が飛び出てきそうで、急ぎ早に口は動く。


「何も知らない。何も見ていない貴方は──」


 目の前の男はこちらを見ていない。きっと思わず目を背けてしまって、たまたまその先にあったものを眺めているだけ。

 激情を露わにするには、この人は何も知らない。


 だから、それはきっと間違いない。


「さっきから、誰に怒っているのですか?」


 自分を殺す前にとリィラが放ったその言葉の毒は、間を置かず目の前の神の心臓を殺す。

 リィラから、ハルユキの手が離れた。


  

  ◆



 臭った。

 糞と死体と二酸化炭素と。

 腐った残飯と腐った水と腐った空気の匂いが鼻孔の奥をつつき、鼓膜を揺らすのはくぐもった悲鳴と蠅の羽音がいい所。湿気と腐敗で家は傾き、倒壊して道がふさがっている場所も少なくない。


 時折、ずるずると子供の死体を引き摺る男がいた。それは何かに使うつもりなのか。もしくは子供が死んだ事に気が付いていないのか。

 そうすれば、硬く結ばれた手は悲劇でしかなかったが、ハルユキはそれを漠然と見送った。


(……確かに、ひどい)


 今まで見てきた物は多種に富んでいると思っているが、この光景はその中でも底辺近くに位置している。

 あまり人に関心がなかった"巣"の中心とは逆に、誰もがこちらを胡乱な目で覗きこんでくる。

 きっと警戒を解けば襲いかかって来るのだろう。そしてまた、警戒を解けば襲いかかられるのだ。


 そんな緊張感と腐臭がたまった空間を、進む。進む。


 この区画に入った時の大きな道は既に消え、あとはもう道などないに等しい。家と家に遮断されそんな概念は霧中に消えていた。

 それでも、体がやっとはいる程度しかない家と家の間を。時には倒壊した家の上を、歩いて歩く。


 そして、行き着いた先は切り立った崖。

 手を付くとひやりと冷たい感触があり、離して手を見ると黒く濁った泥が付いていた。


「先生、帰った方がいい」

「ルグルか」


 ふとそんな声が聞こえて振り向くと、その先にひょろりと長い鷲目がいた。

 ハゲワシだ。食われるぞ。と辺りにいた人間達はクモの子を散らすように辺りの物陰に身を隠した。


「誰だ俺の事をハゲっつった奴は。俺ははげてねえぞコラァっ!」


 俺の周りが病的にハゲてるがな。と言ってルグルは一人でカラカラと笑う。そのまま不意にぐるりとルグルの顔が首だけこちらを向いた。

 その顔が口を開く前にハルユキは言った。


「酷いな、この辺りは」

「日の当たるところはまだマシだ。陽の届かないジメジメした場所にもっと、嫌なもんが転がってる」

「そうか……」

「そして、それが最近滲み出てきてる。陽のあたる場所でもそうなったら、……まあ、終わりだわな」


 陳腐な言葉ですみませんねえ、とルグルはおどけて見せる。

 聞けば、女が毎日大量に死ぬ足し小屋なるものがあるらしい。奴隷の焼き印を押しつけられた者がまるで人のように叫んだから、との罪があるらしい。畜生が、自分は人だと主張して、死んでいくのだとか。

 絵に描いたような、と言うやつだ。


 そんな街中で一人だけ緊張感も持たずに、生きている自分が、酷く浮いている。


「ひどくケンカしたんだってな。どうする。寝床くらいなら俺が都合してやるが」


 当然、金ではなくともいろいろ手数料は頂く事になるが。とルグルは言外に言う。


「それとも、やっぱり気になり始めたか?」


 誰が、とは言わない。

 今のエルゼンの根幹に関わっていて、男か女かもわからず、そしてルグルの口から特別だと言わしめる奴などそうはいない。


「そもそも、お前が怪しいんだよ。国の為なんて殊勝な顔か?」

「馬鹿か。そんな訳はない」


 高らかに笑うルグルは笑う。


「鷲は、己より高い所にいる奴を許さねえ」

「……そうかい」


 楽しげに語るルグルの横を通り過ぎて、ハルユキは"巣"の中心に向かう道に足を進めた。




  ◆




「ああ、お帰り神様」


 教会に帰って来ると、丁度その三人と出くわした。

 エースとビィトとクイーン。

 何となく、自分がこの瞬間に居合わせないためにあんな遠いところまで時間を潰していたのかもしれないな、と思った。

 しかし結局こうなった。鼻を鳴らしたが、周りには笑っているように見えなかったかもしれない。


「よう」


 声をかけてきたのはビィト。


「あんたには、……まあ。結局あんまり世話になる事もなかったが」


 知っての通り、思ったよりも早く機会が来たもんでな。

 そう言うと、ビィトはむしろ楽しげに肩を竦めた。これから始まる新生活に心を踊らさている訳でもないだろう。


「俺の教えを忘れるなよ」

「覚えがねえよ」


 そう言って上手く鼻で笑うと、ビィトは肩に背負っていた古臭い皮の鞄を担ぎ直した。ほとんど何も入っていないだろう軽そうな鞄は、余計ビィトに悲壮感も未練も感じさせない。


「来たね」


 エースもいつも通りの口調で言った。

 その言葉が指しているのは、路地の奥からちょうど姿を現した一人の男。この町では浮いた格好の、几帳面そうな格好をした男。確か、この町に来た日にリィラが首を持っていった男だったはずだ。


「クイーン、時間だよ」


 クイーンとエースは手を繋いでいなかった。いつもいつも兄妹のように繋がっていたものはもうどこにもない。


「クイーン・リドルだな。ついて来い」


 極めて事務的に最後は終わった。

 クイーンは重そうなリュックを背負ったまま、ゆるゆるとエースを見ようとして。しかし目が合う寸前に何かを恐れるかのように自らそれを逸らした。


 そして、逸らした視線はそのまま教会に向いた。

 しかしまるでもぬけの殻のようにその中に人の気配は感じられず、見送りに誰かが出てくる事もない。


「クイーン」


 エースが声を出した。

 あまりに平静なその声は、感情も抑揚もない声にも聞こえた。


「皆には明日の朝ここを出ると伝えたから、今はだれも居ないよ。止められたら面倒だからね」


 ぎくりと肩を揺らして、クイーンは体を固まらせた。


 そして先程は見られなかったエースの方も見やるお前も、やはりそうなのかと、そう言いたそうな顔で。

 しかしエースはクイーンを見ておらず、クイーンも手を伸ばそうともしなかった。


「じゃあね、クイーン」


 だから、それはもう発作に近く。


「──……」


 ふつ、と静かに沸騰した感情が、歯止めをきかせようともせず、ハルユキの足をエースの方に一歩進めさせた。

 冷たい目で、握った拳で何をしようとしたかはハルユキにも分からない。


 その足は、後ろから肩に乗せられた手によって阻まれた。

 阻んだのは、笑みを引っ込ませいつもの無愛想な顔に戻ったビィトの手。


「またなクイーン」


 ハルユキより一歩前に出ると、ビィトはエースと同じように別れの挨拶をした。またな、とビィトがわざわざそんな言葉を選んだ意味に、苛立つハルユキは気付けない。




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